2016年10月4日火曜日

ムンバイ湾のフラミンゴ


フラミンゴという鳥は内陸の塩水湖にいて、日がな一日浅場で立って暮らしているものだと思っていた。
ところが、ムンバイ湾のフラミンゴは海水の干潟で生活していた。

当たり前だけれど、干潟は海に接しているため潮位の干満がある。潮が引いているときは干潟の上を歩き回れるが、潮が満ちてくると水位が上がり、立っている事はできない。
多くの鳥類であれば昼にえさを食い、夜にねぐらに帰るという動きをしている(その逆も)。
一方、ムンバイ湾のフラミンゴはというと昼でも潮が高ければねぐらに向かうし、地元の人の話では真夜中でも潮が引いていれば干潟に来るという。つまるところ、通常の鳥が太陽にあわせて日周活動しているのに対して、ムンバイ湾のフラミンゴは潮の干満に対して日収運動している点が大きな特徴だと思う。

Lesser Flamingos feeding on the mudflat in Mumbai Bay, India

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