2009年3月30日月曜日

マルタリベンジ

先週は遠目からの撮影であったのでリベンジの意味を込めて、今回は水の中に入る装備を持ってマルタの撮影に再挑戦。 
しかし、先週とは勝手が違い、群れが見あたらない。 
釣り人はいっぱいいたが彼らも釣れていないようで、河原で休んでいる人が多かった。 
やはりピークは先週であったか・・・ 
ひとしきり歩いて、やっとこさ20~30個体前後の小さな群れを発見して撮影を開始。 
うーん、間近で見るとやはりかなりの迫力である。 
そして、遠巻きに見ていたのではわからなかったことがわかってくる。 

詳細は書いていると長くなりそうなので後で書くとして、とりあえず自分が忘れないようにメモとして箇条書きにだけしておこう。 

・群れは上流を頂点とした3角形の形で形成される(ヤマメみたいに)。 
・産卵は群れの前半部で起きる(特に先頭)。 
・産卵は群れのうちの数匹が群れを抜けて小刻みにふるえながら遡上して始まる。 
・1mくらい遡上した後、全ての個体が口を開けて放精・放卵と考えられる行動をする。なお、この時多くの場合、魚体は水からでない。 
・産卵に加わる数は概ね2~5匹程度であった。 
・ただし、流れが速く、浅い場所(水深10cm以浅)では2~3匹程度とやや少ないことが多かった。 
・放精・抱卵と考えられる行動の後、水上に顔を出しながら河床をかき回す行動が見られた(カバーリング?)。 
・その時、同時に産卵行動に参加していなかった群れの後部の個体が突入してきて、産卵場の後ろに盛大な水しぶきが上がった。 

ざっと、こんな感じである。 
ひとつひとつ細かく書くと大変なことになりそうだ・・・ 
後でビデオを見直しながらもうちょっとデータらしくしてみよう。 

産卵行動とは関係ないが、この日、やっとこさ見つけた産卵場、写真、ビデオを撮っていたら、釣り人がそしらぬ顔でやってきて、目の前で釣りを始めた。 
気にしないようにしていたが、カメラを向けるとご丁寧にその画角の中に仕掛けを投げ込んでくる。 
ひとしきり群れを蹴散らした後で、「ウグイの撮影かい?」だって。 
なんだかなぁ。場所くらい自分で探しなさいよ。 
それも釣りのウデの一つでしょうが。