2008年7月15日火曜日

他者の目を忍んで・・・

帰りたいのに帰れない。。。 
ここ2ヶ月ほど家にはあまり帰れなかった。 
別に家出したわけでも、追い出されたわけでもない。 
今年は異常なほど現場が詰まっている。 
現場は嫌いではないがここまでのはたまらん。 

今週は久々に現場がない。 
久々に会社の横の川をのぞいてみるとオイカワが酒池肉林状態ではないか。 
とりあえず写真を撮ってみた。 
昼休みの間だけだけど、これから一週間は楽しみは続きそうだ。








(写真の解説) 
1.雄が雌に寄り添う。 
↓ 
2.雄が雌を横倒しにして覆い被さる。 
↓ 
3.しばらく動きが止まって小刻みにふるえながら尾鰭・尻鰭で河床を払い、放卵、放精 

よくオープンなところで産卵して産卵するやいなや小さいオイカワやコイなんかにこぞって卵をつつかれている姿を見かけるが、写真の雄は単独でたたずんでいる雌にこっそり近寄って事をなしていた。 
なにか、人にも適用できそうな出来事を目の当たりにした気がする。

2008年4月28日月曜日

こいの季節でございます。


春である。 
春と言えば恋の季節・・・でもあるがコイの季節でもある。 
この時期、産卵期を迎えるコイは、水深10~20cm程度の浅場に集まり、豪快に産卵する。 
5/5にコイのぼりを上げるのは多分これと無関係ではあるまい。 

ここまで書けば、察しの良い方であればおわかりであろう。 

そう、私は近頃おきまりのカメラバックを肩にかけて家を飛び出し、近所の川にコイの産卵の撮影へと向かっのである。 
9時頃、現場に到着した。 
ひとしきり川を眺めていると・・・遠くに豪快な波紋が広がる。 
「今日は・・・動いている・・・」 
実はここ数週間、コイの産卵撮影を行うために、この場所をうろついていたのだが、これまでは撮影に至るほどの頻度で産卵が行われていなかった。それゆえに、川をちらりと見ただけで産卵が確認できた今日は、確実に「撮れる」気がして、妙に心が躍った。 
案の定、産卵はかなりの頻度で行われていた。 
コイってそれなりに警戒心が強く、うかつに奴らの視界にはいるとわりとすぐ遠ざかっていってしまう。 
ところが、産卵にのぼせ上がっている今日に限っては割と近づいても逃げない。 
「いままでの俺だと思うなよ・・・」 
愛機E-300にZD70-300をセットし、つぶやく。そう、今までは、上から眺めるだけだったのだが、今回はカメラという武器を持っているのだ。 
もちろん、コイにしてみればそんなことしったことではないのは言うまでもない。 

ひとしきり無心でシャッターを切った後、「ふう・・・」と少々満足げに小休止し、再生していままでの写真を確認する。 

「なんじゃこりゃ!」 
どの画像も手ぶれおよび被写体ブレしまくりである。 
どうやらシャッタースピードが遅すぎたらしい。 
曇天の上にPLフィルターをつけた暗いレンズ。あたりまえだがシャッタースピードは遅い。 
1/25とか1/60ではぶれるに決まっている。 
「しょうがない・・・」 
私はカメラの設定をISO400にセットした上で、その場にうつぶせになって転がり、肘を地面に固定して撮影することにした。 
その結果、散歩人に怪しげな視線を送られる小ハプニングは勃発したものの、自分なりに満足した画像を得ることができ、意気揚々と現場を後にした。 

しかし、家路につくために車に乗り込んでいやな感覚が頭をよぎる。 

思い返してみれば、撮影にあたってかみさんに「小一時間ほど撮影に行ってくるよ!」と、言い残して来たのだっった。 
気づけば3時間が経過している。 
完全に手遅れである。 
いいわけをしようか・・・、いや、ここは一つ土産でも・・・ 
財布を覗くと、200円ほどが詰まっていた。 
あまりに無力である。いいわけも、当然思い浮かばない。 
「正攻法か・・・」 
しょうがないので私は無策で帰ることにした。 
家に帰って、不自然なテンションで笑顔を振りまきながらかみさんに話しかけたのだが、しばしの間口をきいてもらえなかったのは言うまでもない。 






「撮影にあたって思ったこと」 

水しぶきを止めて写すにはシャッタースピードが最低でも1/320くらいほしい。 
また、望遠での撮影になるためにこれ以下のシャッタースピードだと手ぶれも出てくる。 
魚がよく動く、朝方や夕方などの光量が少ない時間帯を主な活動時間帯であるとするならば、今のカメラおよびレンズではどうしたってノイズが多いのを覚悟してISOを400以上に上げざるを得ない。 
それ以下だと失敗ショットが多すぎてせっかくの好機を逃してしまう。 
特に産卵の撮影では好機が一瞬なだけに痛い。 
改善するには、1)F2.8などの明るい望遠レンズを買う、2)ISO感度を高くしても画質が落ちないカメラを買う、3)手ぶれ補正つきのカメラを買う、の3つの方法があるのだが・・・どれも届かぬ夢。 
季節はずれのサンタクロースが来ることを願うしか今の私には出来ないのである。 

書いているうちに、やっぱり良いカメラが欲しいなぁと言う消化しきれない物欲のみが心に渦巻く結果となってしまった。 

出家でもしないと物欲解消は無理か。 

2008年4月11日金曜日

息子は・・・

どうも床が落ち着くらしい。 
いろいろな方向が見渡せるからか、ベビーラック(?)にいるよりも泣かない時間が長い気がする。 

写真では泣いてますが、決して育児放棄ではないのであしからず。



2008年4月10日木曜日

2008年一発目の魚は・・・

マルタ(ウグイの一種)でした。 
この魚、川で産まれて、その後海に下り、産卵期に再び遡上するという鮭のようなライフスタイルをとります。








最近では関東の川でも結構あがるようになって、桜の咲く頃に遡上する魚としてちょっとした風物詩になっているみたいで、この場所も結構人がいましたねぇ。 
魚の産卵という地味な出来事が、一般の人々にも認知され、楽しまれていると言うことは個人的にちょっと嬉しいです。 

産卵の舞台はとある川の中流部、2~5センチ程度の礫河床の早瀬で、この日は背びれをたてて複数個体が群れて時折激しい水音を立てていました。 

上から見ているときはひれと水しぶきくらいしか見えないのですが、連写すると顔も写るし、PLフィルターを使えば水の中もある程度写ってくれる。写真の楽しみって人それぞれいろいろあると思うけど、「実際に起こっているけど肉眼ではとらえきれない世界を写し込める」ということはかなり大きな醍醐味の一つなんではないかと思う。

2008年3月25日火曜日

出産オプション

娘が産まれる時には出産前に、フクロウが2羽、家の前に来るという吉兆を予感させるオプションがあった。 
今回はどうやらそんな幸運な出来事はなさそうだなあ・・・と思っていましたが、どっこいありましたよ。 

産まれた子供が退院し、家に連れ帰った日のこと、 
帰ってきて昼飯を食った後に外でたばこを一服し、「しばらく落ち着かないんだろうなあ・・・」などと物思いにふけっておりました。 すると、見慣れない鳥が眼下を横切って、近くの電線にとまるではないですか。 

はて、なんだろう? 
とりあえず、部屋にいったん戻って望遠レンズ付きのカメラを持ってきてのぞいてみると・・・ 
なんとツミ(たぶん)ではないですか。 
ワタクシ、恥ずかしながら肉眼で確認できる距離でツミを見たのは初めてでした。 
もちろん埼玉県内でも見たことがありません。 
猛禽って、吉兆をにおわす雰囲気を持っているから不思議だなぁ。 
なんとなく娘の時はフクロウ、息子の時は鷹って組み合わせ的にも良い気がする(?)。 
多少田舎とはいえ近年開発めざましい場所なのに、どちらの鳥も家の目の前にとまってくれるとはなんたる幸運。 

かみさんには「このくそ忙しいときに子供そっちのけで写真かい!」くらいにおもわれていたのかもしれないが、私は密かに部屋に戻って写真を見てにんまりしておったのでした。 


追伸:とりあえず、手持ちの貧弱な望遠レンズで数枚写真を撮りましたが、豆粒みたいなものしか撮れませんでした・・・




2008年3月3日月曜日

乳談義

先日テレビを見ていたら、わざと胸もとがあいた服を着た巨乳お姉さんに
博多大吉にインタビューさせ、最後には「胸ばっかみていやらしい」と責め
立てて驚かす・・・という番組がやっていた。 

どっきりとはいえ恐ろしい。 
身の毛がよだった。 
大吉には心底同情する。 

だいたい、あんな状況で乳を見ないほうがどうかしている。 
すくなくとも私の場合、エロい気持ちのあるなしにかかわらず、ぼーっとし
ていると目線は自然と乳へ向かってしまう。 
周囲を見渡していると、驚くべきことにそこに乳あるたびスクロールが止
まるのだ。
これは生物的に見ても絶対に意義があることに違いない。
なんというか、男はしらずしらずのうちに乳をサーチしている生き物だと
思うのだ。

これを責め立てられたりしたら、私はおっぱいを嫌いになってしまうかも
しれない。