2015年11月28日土曜日

ウナギの昆布巻

先日フナ味噌と合わせて買ったウナギの昆布巻きを食す。

断面を見ると分かる通り、中身どちらかと言うとゴボウが主体である。名前から勝手に期待しすぎてしまった感があったのだが、ウナギの味はするし、ゴボウの食感も良い。お弁当とかに少し入っていると嬉しい感じかな。

2015年11月27日金曜日

はつもの

10年も調査業をしていると、全くの初お目見えという魚はだいぶいなくなってくる。
それでも、年間1〜2種はそんな魚もでてくるわけで、今年はカワマスがその魚。生息地はよく知られているので、会おうと思えばいつでも会えたのではあるが、外来魚だし、あまりそういう気にもならない魚だった。


でも、いざ見てみると、なんともはや美しい。
模様に和の美すら感じてしまった…

噂には聞いていたが。

先日、ビカーラに初めて遭遇。

輸入には賛否あるけれど、一度は食べてみたいのが本音だったりする。まぁ、カミさんの目もあって買えませんでしたがね。

表書によれば、インドネシアでシラスをとってインドネシアで日本人が養殖したものだそうな。
心なしか、中国産より堂々と売っているような…
@羽生イオン

2015年11月26日木曜日

関東のなれずし

関東にはナレズシの文化はないと勝手に思っていたのだけれど、昨年の冬頃、宇都宮市羽黒山神社の梵天祭に地域の人に食べられていることを知った。そして先日、ようやく念願叶って祭に行くことができた。

手に入れたのがこちら。
その名も「アユのくされずし」。元々は「スナサビのくされずし」、つまりシマドジョウのナレズシだったとか。
いろいろと興味深い食べ物ですが、食べてみると、おぉ…北海道のイズシに似ている。
適度な酸味に加え、発酵したお米とダイコンの歯ごたえがよい。アユもキレイにおろしてあって残すところなく食べられる。鮒鮨と比べればにおいもクセも少ない。もちろん、多少はニオいますがね。
でも、美味しいですよ、これ。最初常温で食べていたが、冷やしたほうが爽やかさが増し、個人的には好みであった。

川との距離感

自分の住む埼玉は、川魚料理屋さんがとても多い。また、ちょっとした祭りでナマズやモロコが出てくることも多い。県が「川の国埼玉」を自称するだけあって川魚と人の距離感が近く思え、少し誇らしい。
一方で、これらの店で地物の天然魚を出してくれるお店はほとんどない。店で出る魚の多くは養殖魚だ。何が言いたいかと言うと、川魚と人との距離感はある程度保たれているものの、川そのものと人との間には距離があいてしまっている感じるのだ。

ところが、少し北に行って栃木県まで行くと、途端に川と人との距離感が縮まる模様。特に鬼怒川近辺では、シマドジョウ取りや、カジカ釣りなど、埼玉ではあまり見ない漁が見られる。先日行った宇都宮市羽黒山神社の梵天祭では、鬼怒川産のカジカ串とアユ串の出店が出ていた。



この値段、東京、神奈川、埼玉ではありえない!




郷土料理と外来魚

せっかく仙台に来たので、郷土料理「はらこ飯」の駅弁を購入。ちなみに「はらこ飯」とは、見たとおりイクラののったご飯に焼きサケの身が並べられたもの。元々は亘理町の郷土料理だったとか。
語るまでもないが、問答無用に美味い。さらに言えば、添えられていた漬物までも最高だった。


しかし、自分の買った「はらこ飯」、原料の鮭は、いろいろ調べるとギンザケだとか。はらこ飯関連の駅弁としては、他にも「紅鮭はらこめし」なるものがあったが、ギンザケもベニザケも宮城に天然分布はしていない。一方、元々の原料であろうサケは、近年多少減少傾向なようだが、決して食べられないほど少ないわけではない。

まぁ、地物のサケの使用には、原発関連だったり、安定供給できない可能性があったり等々、色々問題があるのだろうけれど、郷土料理を提供するのに養殖の外来魚や外国から輸入した魚を使うのも面白い。目の前を泳ぐ魚をとるよりも、外国から買う方が楽だし信用もできるという世の中なんですな。

2015年11月25日水曜日

奥州のどぜう屋

せっかく晩秋に岩手で調査があるのだから、サケの美味い料理でもないものかと探してみた。しかし、これがなかなかない。
水沢という内陸の地ながら、海産物を売りにした店が多い。それはそれで良いのだが、北上川が近いんだからサケを売りにしている店があっても良さそうなのだが。

そうこう考えながら調べを進めると、気になるお店が目に留まる。その名も「どじょうの店 一平」。岩手にドジョウ食のイメージはなかったが、よく考えれば食用で稲作とともに日本全国に広がったであろう魚だ。当然東北でも食べていたに違いない。スルーするわけにはいかないと判断した。


さて、肝心の料理だが、ドジョウがそのままの姿で入ったドジョウ鍋と、ドジョウを開いて小骨を除いたものを卵とじにした柳川の二つが主力の模様。初心者は柳川が良いと勧められたが、ここは男らしくドジョウ鍋を選択した。
醤油ベースの素朴な味だった。ご飯にかけるといっそううまい。


続いて頼んだのは、ドジョウ焼き。目の前で、生きたドジョウをフライパンに入れ、焼いてくれた。出てきたドジョウは唐辛子が効いていてとても美味しい。これは、アジメやシマドジョウでやってもいけるだろうなぁ〜


焼きはともかく、ドジョウを煮たものを食べるのは久しぶり。やはり、アジメやシマドジョウと比べると骨が若干気になるが、両種とはまた違う独特の味わいがあり、これはこれで良いものだと思った。

なお、このお店は創業50年以上の歴史があるそうだ。店主に聞くと、かつては周辺でとれたドジョウを使っていたが、今は養殖ものを使っているとのことでした。それでも、岩手にドジョウ食があったことが確認出来たことので、個人的に収穫ありでした。

今の世の中…

馴染みのない電車に乗っていて、ふと、「自分の目的の駅が過ぎてしまったのではないか?」などと思うことがよくある。

一昔前なら不安で仕方なかったのだが、今となってはiphoneで地図を見ればすぐに自分の位置がわかる。便利なような恐ろしいような。

に、しても岩手寒いな〜。

ご飯にかけて

朝飯にカワノリを食す。
普通の海苔の佃煮とほぼ同じ。普通に美味しい。
少し味付けが濃いが、それはノリの問題ではなかろう。佃煮だと風味の微妙な違いはわかりにくいですな。乾燥ノリにすれば違いがでるかも?

2015年11月24日火曜日

ここは…

本当に道の駅なのか?
城のようだ。


ここは群馬県沼田市にある道の駅白沢。
駅内にある施設、望郷の湯はかなり立派な温泉施設であった。露天風呂も広く、居心地が良い。
目のトレーニングがてら星を眺めていたら、真上をフクロウが飛んで行った。
幸せかな。

きわめつけはこちら。


某、ここ15年ほど年間の半分くらい川で過ごしているが、カワノリなど見たことがない。まぁ、気づいてないだけかもしれないが。
何はともあれ、味から勉強することにした。

2015年11月22日日曜日

んまぁ!アユったらそんなところでも…

アユはウグイと同じく、飼育下で産卵させにくい魚だと思っていたが、先日さいたま水族館でアユの水槽を眺めていたら中で産卵しまくっていた。
これまで寒い夕暮れの川で石のようにじっとしてみていたものが、ここまであっさり見られ、しかもこんなに見やすいとは。
ううむ…いささか複雑である。

最大の問題はギャラリーが多いこと。いい大人が水槽に張り付いて一眼で写真を撮り続けるのは明らかに怪しい。なんとなく眺めているふりをしながら、コンデジで動画を撮るのが精いっぱいでした。