2015年3月20日金曜日

科学記事雑感:飲み込むということ


食べ物を食べる時、我々は舌を動かして食べ物を喉の奥へと送る。
一方、水中にすむ魚は、我々ほど舌が自由に動かない。そんな彼らは水と一緒に食べ物を吸い込むことによって食べ物を飲み込んでいる。
さて、魚の中には魚であるにもかかわらず、地上で餌を食べる種類がいる。このような種類は果たしてどのように餌を飲み込んでいるのだろうか?

そんな地上で餌を食べる魚の一つ、トビハゼの一種(Periophthalmus barbarus)の餌の食べ方がハイスピードカメラおよびX線カメラにより明らかにされた。この研究によると、トビハゼは地上に出る際にあらかじめ口に水を含んでおくそうだ。その状態で餌を捉え、その水と一緒に餌を飲み込むとのこと。

陸上に住む生物はもともと水中の生物から進化してきたことはよく知られている。まぁ、我々は食べ物を飲み込むことができる舌があるわけだが、やっぱり水を飲んだほうが飲み込みやすい。
これって祖先の名残なのかな…などと思ったりした。

<Reference>
Michel, K. B., Heiss, E., Aerts, P. & Van Wassenbergh, P. Proc. R. Soc. B 20150057 (2015).

疲れ目と物欲

このところずっと目がショボショボしていた。
「年も年だししょうがないか…」などと思っていたのだが、症状が日々ひどくなる感じがするのが気になる。近くが見えなくなるとはよく聞いていたのだが、遠くも見づらくなり、あげく頭痛まで出てくるではないか。

「おいおい、どこまで悪くなんだよぅ」と思っていたのだが、つい昨日、特に意識もせずにブルーベリージュースなるものを飲んだところ、一時間後には目がすっきり。
何か一枚膜が取れたかのように見え出した。驚いたやら嬉しやら。
即効性があるとは聞いていたけれどこれほどまでとは思わなかった。
な、もんで今日も調子に乗って飲んでみる。

しかし、ここまで目が見えづらくなったことは過去に記憶がない。
年をとったとはいえこの目の疲れ方は少々行き過ぎだ。
原因は多分、仕事のしすぎ…ではなくて、iPhoneの見過ぎなんだろうな。
ここ最近は人生でかつてないくらい携帯を眺めている気がする。
ただ、この便利さはそう簡単に抜けられなさそうだし、解決するにはやはり大画面、つまりiPadを購入するしかなさそうだ(←結局そこか)。

2015年3月19日木曜日

Logicool k480

こりゃすごいや。
ものすごく快適だ。

なんだかんだでiPhoneで長文を入力するのは遅い。
ガラケーよりは速い気もするのだけれど、やはりキーボード入力のスピードを知っている身としては厳しいのである。
そんな理由もあって、iPhone用にLogicool k480というキーボードを購入した。今、それを使ってこの文を書いている。
キーボード入力、やはりいいもんだ。

接続はiPhone側をBluetoothオンにして、キーボードの接続ボタンを3秒間押すだけ。次回以降も設定なしで接続できる。
接続するとiPhoneの入力キーが表示されなくなるので画面が広く使える。
文字入力時にこれといったタイムラグはなく、ストレスはほぼない。
これで物書きに関してはiPhoneで十分になった感じだ。
Winノートだと立ち上げまで随分待たなきゃならないのだけど、待ち時間ほぼなしですんなり作業に入れるのがいい。
ノートパソコンの出番は随分減りそうだ。

ただし、ちと重いのがたまにキズ。
口コミによると分解して転倒防止用に入っている鉄板を抜けば軽くなるとのこと。ならばと早速試してみたが、残念ながら結果は失敗。
鉄板を抜いた代わりにプラ板を入れてみたが、ネジ穴を合わせたりするのがことのほか難しく、挫折した。
家用かな。

2015年3月18日水曜日

分布の分からぬ種

最近はオオクチバスなどの国外からの外来種のほか、国内の他地域からの魚の移植(国内外来種)が問題になっている。そのため、会社にいると調査で確認された魚の中で、どの種が国内外来種なのかたずねられることが多い。
特に、魚は水系ごとに生息種が違うし、陸上生物と違って自力では水系を超えて分布を広げることができない。つまり水系内の分布が自然分布なのか、人の手による移植なのかわかってしまうので、この辺の状況にシビアなのだ。
しかし、中には外来種なのかどうなのか迷う種もあり、その代表格がアカザ。

体が赤いナマズの仲間で、別に超希少種というわけでもなく、普通に図鑑に載っている種ではある。
主要な図鑑類に掲載されているアカザの分布域は下記の通り。つまり、本州の多くの部分では表向き在来ということになりそうだ。

○宮城県・秋田県以南の本州、四国、九州(山と渓谷社日本の淡水魚改訂版・魚類検索第三版)
○宮城県阿武隈川、秋田県雄物川以南の本州と四国地方、川内川以北の九州地方(レッドデータブック2014) 

ところが、自分が10年以上の間、定期的な調査にかかわった首都圏の某水系では、ある時期を境に姿を現し、以後経年的に分布が広がっているのを確認している。それも、いるのは水系内の一河川のみ。また、多摩川などでは移植によって入ってきたという話がWikiなどにのっていたりする。

思えば利根川水系にしても、いる川といない川があって、どうにも分布が不自然な気がする。さらに、シマドジョウ漁をしているおじさんも最近になって採れるようになったといっていたし、漁協さんなどに聞いても関東では地方名を聞かない。
そんなこんなで、個人的に関東平野のものは移植個体群だと思っている。ただ、しっかりとした文献根拠はないため現状は自然分布と扱わざるを得ず、なんだか本来の分布域がわからぬままに分布が広がっている気がするのが何ともいえない。遺伝子を見ればわかるのだろうか?
誰かはっきりさせてくれないかしら。

ちなみにこの魚、レッドデータブック掲載種だが、少なくとも関東では増加傾向にある気がするなぁ。
関東に限らず、大体この3種(カジカ、シマドジョウ、アカザ)はセットな気がする。流程的にいる場所が似てるんだろうと思う。
場所によりカジカが欠けたり、アカザが欠けたりすることがあるけれど、それはそれで興味深い。

2015年3月17日火曜日

ダイヤ改正

最近、かみさんが電車にハマっている。会社から帰ると鉄道地図を広げながら、「鉄道一人旅」を食い入るように見ていることが多い。

さて、近所にそんなかみさんが尊敬する娘の同級生の鉄道少年がいる。JRのダイヤ改正があった昨日、かみさんはその子と話し込んでいたようだ。今回のダイヤ改正と言えば、何と言っても北陸新幹線の開通と、トワイライトや北斗星の終了が大きな話題。
その子は母親に「熊谷まで北陸新幹線を見に行かないか」と言われたようなのだが、「乗らずに眺めるだけならば、宇都宮線の行き先表示器の上野東京ラインの字を見る方が良い」とのことで断ったそうな。そう、マイナーな変更点であるが、今回のダイヤ改正で上野止まりだった宇都宮線、高崎線は東京経由で東海道線に接続し、熱海まで行けるようになったのだ。

電車のことはよくわからないけれど、クワガタで言えばグランディスオオクワガタよりもネブトクワガタに萌える感じであろうか。
うむ、なんとなくわかる。

大宮駅は北陸新幹線で盛り上がっていて、若狭湾名産の「へしこ」が売っていた。まだ食べたことがなく、大変に惹かれたが、現地で食べる楽しみを残すために堪えた。
この忍耐は明日の私の食費を支えると思う。

2015年3月16日月曜日

娘に



大宮駅でいつも行列になっているというチーズケーキ屋さんにて遅まきながらバレンタインのお返しを購入。
選んだ理由は、「行列ができているから」というなんとも安易な理由であるが、そこは許しておくれ。父さんも食べてみたかったのだ。

さて、娘であるが、昨日は地元の農林公園「キヤッセ羽生」でトンボの形のバルーンアートを貰ってきた。


アレヤコレヤと話しながら、しげしげとこれを眺めていたら、なんだか顔の部分が尻に見えてきた。


なので、この旨を娘に告げると、バルーンアートを握りしめながら悶絶。


しばらくどうにもならない状態だった。自分も小5くらいの頃ってこういうの楽しかったからなぁ〜(今も)。
血かな。

2015年3月15日日曜日

久しぶりに

力試しでTOEICを受けてみた。4年ぶりくらい。

当たり前だけど受験層は若い。が、うら若き女性を見てもさしてワクワクすることもなく、もはや娘とおなじようにしか見えず。
年とともにストライクゾーンは上がることを実感した。

さて、今回でTOEIC卒業さっ!くらいの勢いで臨んだのだが、結果としてこの認識は大甘であった。
リスニングはまぁまぁな感じであったが、リーディングが情けなくなるほど時間が足りない。最後の15問くらいは秘技ランダムマーキングを繰り出すはめに。
考え込むのではなく、文を読んだらフィーリングでどんどん進めていくしかないんだろうなぁ。わかってはいても、やっぱりできるだけ正確に回答しようと考えたり、読み返したりしちゃうんだけど…
この辺りはまだこの経験が生々しいうちにもう一度受けるのが良さそうだ。


試験時に配られたTOEICのチラシを見ると、技術系の人の点数はあまり良くないようだ。かくいう私も、初回には300点台を記録しているので、全く人のことは言えないけど。

次頑張ろう。