2014年5月13日火曜日

産卵行動体験記 イトウ 2:不釣り合いな赤

イトウの生息場所は、大きな河川の中~下流、湖、時として海、といった大規模な水域。
ところが、産卵場として選ぶのは河川の上流域や支川、川幅にして10m以下くらいの小規模な水域だ。


ただでさえ1mを超す魚、これが産卵期になるとオスは真っ赤に色づきます。
小さな河川にこんなものがうろうろしていれば目立つことこの上なし。
この日の目的地も、小さな支川。
現場につくと、間もなく最初のペアを発見しました。

なお、たやすく発見したように書いたけれど、産卵観察に最も重要なのはタイミングと場所。
ちょっとでもずれれば観察などできません。
これらを判断するには相当な経験値が必要なのですが、イトウに関する限り、この辺は完全に他力本願。本当に感謝です。

さて、発見したペアは削り取られた河岸から見下ろすことができる位置におり、観察にもとても適しているように見えました。
「早速だけど、ここで粘るか?」そんなことも思いましたが、とりあえずここは河川の全体像を見ることを優先しました。
写真を数枚撮ったのち、とりあえずそのままにして、もう少し広域を歩いてみました。

2014年5月12日月曜日

スジアオノリ

今日は四万十川で川漁師をしている、かつての会社の後輩が現れた。
手土産に頂いたのはこちら。
何やらクシャクシャとした緑色のひも様のもの。
これ、スジアオノリという、いわゆる青のりである。
早速フライパンで軽く煎って、ご飯の上で揉むと見事に粉々に。
これに卵をかけて食べると、まぁたまらん。
まるで上品な『ご飯ですよ!』である。
 
…表現の乏しさはともかく、美味かった。