2012年5月5日土曜日

できる男の完璧なる休日



「コイッ!キター!!!」

別に一発ツモしたわけではない。鯉のぼりの時期、そしてコイの産卵期がきたという意味である。ただ、一昨日見たフォーゼが抜けないだけだ。

昨日は完璧な一日だった。振り返って見よう。

早朝より会社へ休日出勤。しかし、この日は春の雨後。コイやナマズの宴の時である。チャンスを無駄にしないのはできる男の必須条件。出勤途中にある、コイの撮影スポットへと向かった。
やはり産卵している。愛機E-3をカメラバックからスマートにとりだし、ひとしきり被写体と向き合う。30分後、カメラを収める。そう、切り換えの早さもできる男の必須条件なのだ。
その後、会社では来週からの長期出張の準備、打ち合わせ、その他もろもろの作業をスムーズに終え、帰途につく。実にエレガントである。
帰り際、時計を見ると家族との待ち合わせ時刻よりもやや早く着けそうなことに気づき、再度フィールドへ。無駄な時間を作らないのもまた、できる男の必須条件なのだ。30分後、撮影を終了。しかし、濡れた草むらをカッパも着ずに歩き回っていたため、下半身にメテオストームが吹き荒れている。帰りの車内、愛車スバル・プレオのエアコンをマックスにしてジーンズを乾燥。これで、家族に「実は会社に行かず出歩いていたのでは?」とか、「頭に続いて下も緩くなったか?}などと誤解されることはない。完璧だ!
そうこうするうちに時間通りに家に到着。家で子供の宿題をチェックし、終わったら家族全員で実家へ帰省。
美しい。仕事、趣味、家族サービス、すべてを両立させた実に美しい一日ではないか!キャッチフレーズを「美しすぎる淡水魚研究家」にしようかな。

追伸:本人は、自分が「恥ずかしすぎる変態魚屋さん」であることを十分に認識した上で上記の文章を書いています。