2012年12月16日日曜日

フィールド人たるもの

日曜の朝は唯一の自分の時間。
早起きしてサケに挑んだ。
が、結果は失敗。産卵まであと数時間はある感じだった。午後までかかるようだと家庭的に差し支えるので、あっさりあきらめる。

ま、フィールド出て当たりはずれをぐだぐだ言ってもしょうがない。人に見せるためのアトラクションでもないので、あたる確率を上げることは出来ても、絶対外れないことなんてないしね。

ダメなときはダメで、見たいものがあるならまた来ればいいだけだ。




写真はオイカワの越冬集団。

サケの産卵場となる伏流水の出る環境は、他の魚には別の形で利用されている。

2012年12月15日土曜日

第三回:サケのメスと反射的におびえる私

~シリーズ:生物の行動と妄想<第三回>~
第三回の今回は、サケのメスが産卵床を造りながら考えていることについて妄想してみたいと思います。

<背景と設定>
サケのメスは産卵を前にして、尾びれで川底の礫を掘ったり集めたりして産卵床を造ります。その間、オスはその後ろで、時折メスの横で体を震わせて産卵を促すような行動をとったりしながらメスの産卵を待っています。
今回は、産卵床造成中のメスと、撮影しようとしている私がコミュニケーションを取れている設定で妄想してみます


メス:「ねぇ、あんた聞こえる?」

私 :「・・・え!?」

メス:「聞こえてるみたいね。あのさぁ、メスって損だと思わない?」

私 :「どうして?」

メス:「だって、産卵床つくるのも、卵産むのも、卵を埋めるのも、産んだ後に保護するのも全部メスよ!」

私 :「そ・・・そうよね。」

メス:「オスなんて後ろでごにょごにょけんかしたりしてるだけじゃない。」

私 :「そ・・・そうかな・・・いや、そうかしら。オスもオスで大変だと思うわよ。」

メス:「そうかしら、オスなんて放精のことしか考えてないじゃない。ほら、今だって私、川底で産卵場所の確認してただけなのに、横で体震わせちゃって。ばかみたい。」

私 :「ば、ばかみたいって!オスにだってそれなりの事情が・・・」

メス:「ずいぶんとオスの肩を持つのね。まぁいいわ、人間の世界ではこの辺の事情はどうなの?」

私 :「・・・・・」


あまり落ちのない妄想で申し訳ありませんが、この会話の序盤の話、産卵を待つまでの間に自分の頭の中で実際に妄想していた内容です。あまりにも待ち時間が長かったので
事実として、鰭をぼろぼろにしながら産卵床を懸命に造るメスの姿は鬼気迫るものがありますし、できあがった産卵床の大きさもよくもまぁこんなものを造ったもんだと感動させられます。そんなこんなで、なおさらメス視点で見ればオスは卵に精子をかけるだけにうつるのかな?とも思えてしまいます。
一方で、オス側とすれば、「今産んでくれないともっと大きなオスがきちゃうかもしれない!」とか、「あんまり周りに他のオスがうろちょろする前に産んでくれぇ~」とか、別のことでだいぶ神経をすり減らしているように思えます。メスは自分の卵は自分の子ですが、オスにしてみれば精子がしっかり卵に届かない限り自分の子は残せないわけで、ここら辺の事情を加味して少し多めに見てもらいたいと思う今日この頃です。

なお、私は自分が男だからなのか、産卵の瞬間を待つという点でオスと目的を共有しているからなのか、撮影の時はどうしてもオスの応援がしたくなってしまいます。

あ、ついでながら人間とサケでは繁殖システムがだいぶ違うんで、そこのところだけ誤解なきようお願いいたします(ま、似たような場合もあるにはあると思いますが)。

2012年12月13日木曜日

M?

先日、こちらのご夫婦に撮影協力を頂き、サケの産卵撮影に挑みました。微動だにせず行動観察し、ご婦人がもうそろそろな雰囲気を出してきて「もう来るか?」というそぶりを見せたとき、他の奥様の邪魔が入る・・・みたいなやりとりがかなりの間続いていました。
そうこうしているうちに寒さと首の筋肉(ファインダーをのぞくために常に頭を上げているため)の疲労が限界に達し、ファインダーから目を切って下を向いてふるえていたら、突如目の前が白く濁りだした。
あわててカメラを向けたら産卵床の中にオスが複数入り乱れている。
どうやら目を離した隙に放卵放精してしまったようだ。
あの瞬間のために待ってたのに・・・・。がっくりして帰りました。




正直、寒いし、首痛いし、翌日の肩こりと頭痛が尋常じゃないし、膀胱が張り裂けそうなほど尿意を催すし、帰りはもう一回行こうなんて考える気にもなれませんでした。
しかし、人間ってやつは不思議なもので、時間がたつとこみ上げる悔しさと、放卵放精を見た後の充実感への渇望から、リベンジしたくてたまらなくなってくるのです。つらいことって忘れるようにできてるのかな?それとも単に自分がアホなだけかしら。

2012年9月18日火曜日

第二回:カネヒラのカップルと名脇役

~シリーズ:生物の行動と妄想<第二回>~
第二回の今回は、貝に卵を産む魚、タナゴの一種であるカネヒラが、イシガイに卵を産むシーンを妄想してみたいと思います。

<背景と設定>
タナゴ類は生きたイシガイ科の二枚貝に托卵するという性質を持つ魚です。産卵期になるとオスは貝の周りになわばりをつくり、メスを貝へと誘導して産卵を促します。メスは貝の状態を確認し、納得したら貝の出水管に長く伸びた産卵管をさしこんで産卵します。メスの産卵が終わったら、今度はオスが貝の入水管に向けて放精し、一連の繁殖行動は完結することになります。
今回は、産卵される側であるイシガイの気持ちについて妄想してみました。
では、お楽しみください。



A助(カネヒラ)「B子ちゃん、この貝なんてどうかな?サイズといい、開き具合といい、B子ちゃんにぴったりかなぁ・・・なんて思ってさ。」

B子(カネヒラ )「ステキ!私・・・なんだか・・・産卵管が変な感じ・・・」

石太郎(イシガイ)「ったくよぉ。いちゃいちゃするんなら人の目のつかねーところでやってくれよな。こちとらそうそう動けねーんだからよぉ。」

B子(カネヒラ )「A助さん、私もうここで産んじゃう!えぇぇい!!」

石太郎(イシガイ)「えっ!?お、おい、メス!今何した?ごほっ、な・・・なんかちょっと苦しいぞ?こ、こら!なんかエラに入れたな?ぬ・・・卵か?」

A助(カネヒラ)「ふぅぅ・・・」

石太郎(イシガイ)「お、おい今度はオスか?こら!オイラの上でなにをそんな恍惚な表情を・・・って、まさか・・・うぁぁぁ!」

いかがだったでしょうか。

こんな事情があるからかどうかはわかりませんが、貝はたまにメスの産卵後に閉じてしまうことがあります。せっかくの放精チャンスを失ったオスも痛いでしょうが、貴重な卵を一つ無駄にしたメスも結構なダメージだと思われます・・・

では、また次回気の向いたときにでも・・・

2012年9月12日水曜日

水中機材の増強


ここ2週間現場に出ていない。
現場が続くとしんどいが、現場がないとそれはそれでストレスがたまる。



ストレスがたまると、それは物欲へと変換される。
そんなわけで、秋の産卵シーズンに備えて撮影機材を増強。
と、いっても最新の機器を買ったり、カメラの水中システムを一新する金などないので、水中ハウジングの中のカメラをバージョンアップ。
今使っているのがオリンパスのE-410という5年前の一眼レフカメラなのだが、これをE-420という4年前の機種にしてみた。
もちろん中古。デジタルの世界は恐ろしいもので、現行の新品のコンパクトデジカメなんかよりずっと安い。

実はこのE-420、E-410で使用している水中ハウジングPT-E03には公式では対応していない。と、いうか入らないことになっている。なんとかならないかとネットサーフィンしていたら、海外サイトで似た悩みを持つ外人がいて、掲示板で以下のようなやり取りをしているのを見つけた。

トム「E-410とPT-E03のシステムからそろそろ抜け出したいんだけど、金がなくてとてもじゃないけど全体の交換なんてできないんだ。誰か、E-420をPT-E03に入れた人っていないかい?」

ジョニー「ハーイ、トム。おいら入れてるぜ!モードダイヤルと電源スイッチが入らないだけで普通に使えるぜ!しかも、ハウジングのパーツを改造して、その辺の不具合も解消しちまった。」

トム「改造って・・・すげぇ、すげぇぞジョニー!その技を教えてくれ!」

私がハウジングを改造するかどうかは別にして、実際にE-420を入れてみたら拍子抜けするくらいすんなり使えた。この金のない外人水中写真愛好家達さまさまだ。

まだまだ欲しいものはあるけれど、先立つものは依然ない。そんなこんなで現在オークションに手持ち財産を大量出品中・・・

2012年8月18日土曜日

第一回:痛くてうれしいイワナさん

~シリーズ:生物の行動と妄想<第一回>~
第一回の今回は、コガタカワシンジュガイのメスが幼生を放出し、イワナに寄生させるシーンを妄想してみたいと思います。

<背景と設定>
先日書きましたが、コガタカワシンジュガイは幼生の時期、イワナにくっつきしばらくの間寄生生活をします。幼生はメスの貝から放出されるのですが、私の不勉強もあって単純に水中に放出されるのか、寄生する相手の魚をある程度狙って出すのかはわかりません。ただ、広い川の中でやみくもに放出しても魚につく確率は非常に低いと思われることや、淵の岩の脇などイワナが通りやすそうな場所にかたまって生息していることが多いこと、などからある程度狙って放出しているのではないかと想定して妄想してみました。
では、お楽しみください。


コガタカワシンジュガイA子:「ねぇ、私この前受精したじゃない?そうしたら今、エラの中が幼生でいっぱい。もうたまらないわ。」

コガタカワシンジュガイB子:「わたしもわたしも!もう我慢できない!イワナさん・・・来てくれないかしら」


イワナさん:「ふぅ。今日もたらふく食ったぜ!餌の中にひとつ変なのがあったけど、ありゃ人間が作ったやつだな。あぶないあぶない、危うく塩焼きになるとこだったぜ。おーし、あの岩陰で一休みだ。」

コガタカワシンジュガイA子:「B子、きたわよ!」

コガタカワシンジュガイB子:「ええ、合点承知よ!いくわよぉぉ!それー!」

イワナさん:「あ、いってぇ!なんだなんだ!?エラやらヒレやらなんだかちくちくする!」


コガタカワシンジュガイA子:「まだまだいくわよ!えーい!」

コガタカワシンジュガイB子:「私だって負けないわよぉ!全部出しちゃうんだからっ!」


イワナさん:「痛い!痛い!、やめてぇ~、ダメ、目はダメだってぇ~。あぁぁ・・・」



いかがでしたでしょうか。私にはイワナさんがなぜだかちょっとうらやましく感じました。
なお、最初にシリーズと書きましたが、反響しだいでは第一回をもって終了とさせていただきます。あらかじめご了承ください。







2012年8月5日日曜日

ムスメ、シュノーケリングデビュー

週末は都幾川にてムスメがシュノーケリングデビューを果たした。
都幾川は私的に埼玉一の名川だと思っている。堀込みと横断工作物でイマイチな川が多い埼玉県にあって、透明度、魚の多さ、川への近寄りやすさ、どれをとってもダントツである。

初めて見る川の中にムスメも感動してくれたようだ。楽しすぎたのか、なかなかあがろうとしない。普段ウェットスーツでぬくぬくとしている私は10分程度で体がすっかりと冷え、ムスメよりだいぶ早くあがって陸上から見ていることにした。しばらくすると、下流からきた少年が同じ場所を潜りだした。彼も水中を見てものすごく感動したようだ。その感動を近くにいたお母さんに報告し始めた。

~少年と母親の会話~
少年「お母さん!すごいよ水の中お魚がいっぱい!」
母親「へー、そうなんだー」
少年「見て見てよ!本当にすごいんだからっ!」
母親「それくらいお母さんにもみえてるって。」

少年は説得は無理と思ったのか、ちょっと不服そうに再び潜りだした。無理もない。みたところお母さんは普段着で潜れる格好はしていない。大人には日焼けがだめとか、水にぬれるとめんどくさいとか、人目が気になるとか、いろいろと事情があるのだ。

実際に目にした感動を、見ていない人に伝えるのは結構難しい。感動したまんまのハイテンションで他の人(主にかみさん)に話して、冷静な対応をとられるとしょんぼりする。それを繰り返すうちに、「うっひっひ、この光景、自分だけの独り占めだぜ!」と思って自分だけで消化できるようになる。少年よ、その域まで達すれば楽になるぞ・・

とも思ったが、今回はムスメに楽しみをわかってもらえた。感動の共有はやっぱりうれしいもんだ。実際に見てもらえばわりとわかってもらえるものなのかな。
埼玉在住の方、是非とも都幾川に潜ってみてくださいな。いい場所教えまっせ。





2012年7月27日金曜日

夏の魚

一般的に思い浮かべられる夏を代表する淡水魚ってなんだろう。
土曜の丑のウナギかな、はたまた渓流釣りのイワナとかヤマメか、友釣りが最盛期を迎えるアユなんかなんだろうか。

雑魚好き、そして繁殖行動マニアとしては、夏の魚といえば繁殖最盛期であるオイカワとかヌマムツだと思っている・・・のですが、やっぱりいいですね夏の渓流、そしてイワナは。
光の強さのおかげで水中が明るく、とても魚が映える。
産卵期でも何でもないけどね。





でも、魚自身が最高に輝くのはやっぱり産卵期だとは思うけどね(つよがり)。

2012年7月24日火曜日

今週の魚


今だ絶好調のヌマムツの産卵。今週はこいつで攻めてみよう(何を攻めるつもりなのか自分でも不明)。
あまり人気がない種故か、産卵生態について書いている文献はほとんど見かけない・・・。
産卵期のオスはシャア専用みたいでかっこいいんだけどな。




2012年7月8日日曜日

動画と写真

オイカワの産卵が始まった。いよいよ夏本番。
これは先週木曜日に撮影した映像である。


普段、テレビやDVDで見る映像は、伝えたい内容を明確にしたものだ。
生き物は別に人に見せるために行動しているわけではないので、どこにも明確なポイントを持たずに、全体を映すとこのとおり、どこがどうポイントなんだかわかりにくいものになってしまう。
でも、注意してみれば、オス同士の闘争や、メスに対する求愛行動、メスが産卵準備完了を示す行動、産卵行動、等々様々な行動が含まれているのがわかると思う。

自分は生物の行動をビデオを映すときは出来るだけ行動の詳細や周辺の状況がわかるようにとろうと思っているので、映像はいつもこんな感じ。鑑賞目的に美しい映像を撮ることはあまりないし、その技術もない。子供のビデオをとるときは下手くそと怒られてしまう始末だ。

そんなわけで、いつもビデオをまわしながら特徴的な行動については写真を撮っている。
今回のビデオで面白かった行動はこれ。
1個体のメスの産卵に3個体のオスが同時に放精しているシーンだ(1:58付近)。
1つのペアが産卵行動の終盤に達して、河床を掘り終わったくらいに2個体くらいのオスが一気にペアの間に割り込んできた(スニーキング)。ちなみにメスはオスの下敷きになって写っていない。
写真にすると見やすいでしょ?

我々が普段目にする情報は、様々な出来事の中から取り出された一部分だ。情報には、当然取り出した人の意志や注目ポイントが関わってくる。写真集や論文なんかはその辺が面白い面だと思う。
近年は情報化社会と言うだけあって、綺麗にまとまった情報がたくさんある。そういう情報を集めることはそれはそれで有意義なことだろう。だけど、実際に自分が見聞きした情報の中から「これは」と思う瞬間を拾い出す作業は、それ以上に面白い作業だと思う。

2012年6月10日日曜日

タモ網デビュー

先週の話だが、息子がうちから徒歩2~3分ほどの距離にある田んぼ周りでタモ網デビューした。


網がでっかい!

お姉ちゃんと近所のお兄ちゃんと一緒にひとしきりがさがさとやり、息子もなんとかアメリカザリガニをゲット。

このほかにも、ドジョウ、メダカ、モツゴを捕獲。


自分では魚はとれなかったけど、バケツに入ったメダカを捕まえてご満悦でした。

最初は泥の中でこけて、「泥だらけになっちゃった~」と、後にかみさんに怒られることを予測したような発言をしていたが、その後開き直り泥んこになって遊び回っていた。

しかし、かみさんに怒られる結果だけは変わらず。なお、私も当然怒られた。


うちのまわりはメダカがいるだけあって、そこそこ水田周辺の生き物にとって良い環境が残っている。
自然環境に関する仕事に携わって10年以上になるが、恥ずかしながら未だに「保全ってなんのためにするの?」と聞かれて返答に困る。一般論ではいろんな理由があるけれども、その中には胸を張ってそのためだ!と答えられるものがない。
そんな中で私がひねり出した回答の一つは、「人間社会のスピードとは別に、ゆっくり時間が流れる場所があってほしいから」というものだ。人間社会の作り出した物の多くは短時間で新しい物に取って代わられる。子供たちが大きくなったとき、自分の今持っている物や知識の多くは使い物にならないだろう。そんな中で、自然環境だけは大きな変化をせず、そこにあって、世代を超えた共通の話題であって欲しいなぁと思うのである。
要するに、自分がじいさんになったとき、孫に「メダカがどこで捕れるのか教えてぇ~」とねだられた時、「フム、公民館の裏の水路をのぞいてみなさい」と答え、その後「じいちゃん捕れたよ!やっぱじいちゃんすごいなぁ~」と尊敬されたいのである。
これって答えになってるのかなぁ。

2012年5月26日土曜日

オホホ

水郷潮来 あやめ祭りのクライマックス「宵の嫁入り舟」

川舟での結婚式なんて最高じゃないか!
来世が女性だったら、絶対にこれにするわよ!(アレッ!?)

とはいえ、別にこれを見にここに来たわけではない。
今日も明日も現場である。
ホテルにはそれっぽい浴衣もあったが、あえて作業着で見に行った。
ワイルドかな?




2012年5月8日火曜日

現場四方山話 第一回:エースたるもの

<現場四方山話>
~調査が予定より1日延長となったときの調査員同士の会話~

調査員A「こまったなぁ。自分、ローテーションピッチャー(注)が足りませんよ。中2日でエースを登板させるか、今のを連投させるか悩みどころです。」


調査員B「そりゃ困りましたねぇ。エースの具合はどうなんですか?」


調査員A「休ませてはいるのですが・・・回復することがないのが難点で、状態はむしろ悪化しています。」


(注):調査員の間では出張中の替えのパンツのことをローテーションピッチャーと呼んでいる。たまに「2軍」というワードが飛び出すが、その正体は謎。

その後、手洗いで洗濯という無難な結論に落ち着きました

2012年5月5日土曜日

できる男の完璧なる休日



「コイッ!キター!!!」

別に一発ツモしたわけではない。鯉のぼりの時期、そしてコイの産卵期がきたという意味である。ただ、一昨日見たフォーゼが抜けないだけだ。

昨日は完璧な一日だった。振り返って見よう。

早朝より会社へ休日出勤。しかし、この日は春の雨後。コイやナマズの宴の時である。チャンスを無駄にしないのはできる男の必須条件。出勤途中にある、コイの撮影スポットへと向かった。
やはり産卵している。愛機E-3をカメラバックからスマートにとりだし、ひとしきり被写体と向き合う。30分後、カメラを収める。そう、切り換えの早さもできる男の必須条件なのだ。
その後、会社では来週からの長期出張の準備、打ち合わせ、その他もろもろの作業をスムーズに終え、帰途につく。実にエレガントである。
帰り際、時計を見ると家族との待ち合わせ時刻よりもやや早く着けそうなことに気づき、再度フィールドへ。無駄な時間を作らないのもまた、できる男の必須条件なのだ。30分後、撮影を終了。しかし、濡れた草むらをカッパも着ずに歩き回っていたため、下半身にメテオストームが吹き荒れている。帰りの車内、愛車スバル・プレオのエアコンをマックスにしてジーンズを乾燥。これで、家族に「実は会社に行かず出歩いていたのでは?」とか、「頭に続いて下も緩くなったか?}などと誤解されることはない。完璧だ!
そうこうするうちに時間通りに家に到着。家で子供の宿題をチェックし、終わったら家族全員で実家へ帰省。
美しい。仕事、趣味、家族サービス、すべてを両立させた実に美しい一日ではないか!キャッチフレーズを「美しすぎる淡水魚研究家」にしようかな。

追伸:本人は、自分が「恥ずかしすぎる変態魚屋さん」であることを十分に認識した上で上記の文章を書いています。



2012年4月3日火曜日

相棒への想いと心の中のアイツ


今の相棒。たかだか3年半で時代遅れ感が出てきた。デジタルの世界って非情だよなぁ。スペックが右肩上がりなんだもん。
しかし、数々の場面をともにしてきたんだ。君をそう簡単には売ることなんてできないよ。
でも・・・ゴメン。オイラの心の中にはアイツ(OM-D)がいるんだ。日に日に存在が大きくなってくる。
忘れたくても忘れられないんだ。あぁ・・・どうしたら・・・