2012年12月13日木曜日

M?

先日、こちらのご夫婦に撮影協力を頂き、サケの産卵撮影に挑みました。微動だにせず行動観察し、ご婦人がもうそろそろな雰囲気を出してきて「もう来るか?」というそぶりを見せたとき、他の奥様の邪魔が入る・・・みたいなやりとりがかなりの間続いていました。
そうこうしているうちに寒さと首の筋肉(ファインダーをのぞくために常に頭を上げているため)の疲労が限界に達し、ファインダーから目を切って下を向いてふるえていたら、突如目の前が白く濁りだした。
あわててカメラを向けたら産卵床の中にオスが複数入り乱れている。
どうやら目を離した隙に放卵放精してしまったようだ。
あの瞬間のために待ってたのに・・・・。がっくりして帰りました。




正直、寒いし、首痛いし、翌日の肩こりと頭痛が尋常じゃないし、膀胱が張り裂けそうなほど尿意を催すし、帰りはもう一回行こうなんて考える気にもなれませんでした。
しかし、人間ってやつは不思議なもので、時間がたつとこみ上げる悔しさと、放卵放精を見た後の充実感への渇望から、リベンジしたくてたまらなくなってくるのです。つらいことって忘れるようにできてるのかな?それとも単に自分がアホなだけかしら。

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