2015年3月5日木曜日

野鳥撮影用の望遠レンズ

野鳥撮影用の望遠レンズをリサーチする必要があったので、オリンパスの写真投稿サイトで望遠レンズの作例を調べてみた。

レンズ・カメラに対する物欲は最近静まり返っていたのだが、作例を見だすと危ないですな。特に最近発売されたM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO。なんというクリアな写りだ。解像もカリカリである。AFも早いらしい。
陸上からの魚撮影に最適なこの焦点距離、自分はZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDを持っているのでいいか…とも思っていたのだが、そんな自制心を吹き飛ばしそうな写真が目白押しであった。

危いところではあったが、後にZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDの作例も見てみると、こちらもかなりの解像感ある写真がのっており、少し自制を取り戻す。
オリンパスのカメラは、2010年発売のE-5以降、解像度が格段に上がっている。自分はZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDをそれ以前のE-3で使っていたのだけれど、正直解像感には不満があった。もともと、このレンズはコントラストが弱めで、輪郭の線が細めに写るレンズのように感じていた。そのため、少しでも適正露出からはずれる箇所では、情報が潰れやすいレンズだったように思う。しかし、2013年発売のカメラE-M1での作例を見ると、こうした箇所の鳥の羽毛であっても精細に解像している。つまり、昔はカメラ側の都合でつぶれていた情報が、カメラの性能向上で表現できるようになったのではないかと思う。
問題はAFだ。ノーマルのフォーサーズレンズが普通に動くカメラはE-5とE-M1だけ。どちらも中古が私の手の届く範囲まで価格が落ちていない。はやく落ちてこないかな。

さて、こんな事情もあってか、望遠系レンズの作例を見ると、安価なレンズであっても最近のカメラで撮ったものはどれも解像感は高い。ノーマルフォーサーズのZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6だけはちょっと落ちるかな。色にじみがでて羽毛を改造するには厳しいと思う。写らないわけではないけどね。
逆に、ダブルズームキットのM.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4.0-5.6 R、高倍率ズームのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6などは、正直ダメだろうと思ってみていたのだけどなかなかどうして。最近のカメラで撮った作例は結構かっちり解像している。ただ、いかんせん焦点距離は短いので野鳥には厳しいかな。でも、普通の望遠レンズとしては十分な気がする。

野鳥撮影に一番コストパフォーマンスが高いと感じるのが、焦点距離が長いM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II。テレ端まで解像感は十分あるように見えるし、フォーカスもけっこう早いらしい。軽いし写りがいいし、手ごろだし…で、調べているうちにほしくなってきてしまった。オリンパスのレンズって総じて廉価なレンズからシャープに写るんだなぁ…と改めて感じた。

ただね、ZUIKO DIGITAL ED ED 90-250mm F2.8だとか、ZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8とか50万円オーバーのレンズは話が別。作例を見ると震えが来るくらいの解像感と、そして被写体が浮き立つような雰囲気。まさに異次元だ。
お金が無尽蔵にあるならば、E-M1とZUIKO DIGITAL ED ED 90-250mm F2.8の組み合わせがほしい。

私的オリンパス野鳥撮影用レンズランキングとしてはこんな感じですかね。まぁ、あくまで個人的な感覚なので悪しからず。
ZUIKO DIGITAL ED90-250mm F2.8=ZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8> M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO = ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD > M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II > M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6> M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4.0-5.6 R > ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6

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