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2014年9月28日日曜日

~縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない~




中島みゆきの「糸」のフレーズなんですが、先ほどテレビを見ていたら外人歌手クリス・ハートが歌っていました。本家はもちろん、このバージョンも響きますわ~
CD買っちゃおうかしら。

魚同士の出会いは彼らにとって当然重要な事でしょうが、それが人間も感動させているとは思いもよらないでしょうな(思う必要もないですが)。
同じように、我々の生活も知らぬうちに人に感動を与えているのかもしれません。

さーて、秋の宴、張り切って迎え撃ちましょうかね。

2013年9月7日土曜日

ハチマキ



タナゴ類は二枚貝に卵を産み付けるという特殊な生態を持つ、コイ科の淡水魚だ。
日本の魚を網羅的に掲載した図鑑、日本産魚類検索第三版に掲載されているタナゴ類は17種。
このうち大半の種類は春に産卵するのだが、3種類は秋に産卵する。
カネヒラはその3種のうちの一つ、今がまさに産卵期だ。

タナゴ類は、貝という限られた産卵場を奪い合うためか、オスに強い競争が働くようで、どの種類もオスがとても綺麗な婚姻色(※1)を出す。
その中にあって、カネヒラの色は、もっとも鮮やかだと言ってもよさそうだ。それくらい美しい。

かつて、魚の師匠と、カネヒラの美しさについて話したことがある。
私は桃緑に輝く体の美しさを力説した。

一方のお師匠はといえば一言、
「カネヒラの一番の見所はハチマキだと思うけどな」

その時は言っている意味が分からなかったけど、なるほどそうか。
写真を撮ってみてわかった。

額にはしる白銀は、世代を繋ぐ決意に見える。

カネヒラのペア(左:♀、右:♂)
※1:産卵期にのみでる体色。色は繁殖に関連しており、メスをひきつけたり、メスや産卵場を巡るオス同士の闘争行動などに役立つ。
※2:調子に乗ってコピーライトマークなんて入れてみたけど・・・なんかあんまりかっこよくないなぁ・・・

2012年9月18日火曜日

第二回:カネヒラのカップルと名脇役

~シリーズ:生物の行動と妄想<第二回>~
第二回の今回は、貝に卵を産む魚、タナゴの一種であるカネヒラが、イシガイに卵を産むシーンを妄想してみたいと思います。

<背景と設定>
タナゴ類は生きたイシガイ科の二枚貝に托卵するという性質を持つ魚です。産卵期になるとオスは貝の周りになわばりをつくり、メスを貝へと誘導して産卵を促します。メスは貝の状態を確認し、納得したら貝の出水管に長く伸びた産卵管をさしこんで産卵します。メスの産卵が終わったら、今度はオスが貝の入水管に向けて放精し、一連の繁殖行動は完結することになります。
今回は、産卵される側であるイシガイの気持ちについて妄想してみました。
では、お楽しみください。



A助(カネヒラ)「B子ちゃん、この貝なんてどうかな?サイズといい、開き具合といい、B子ちゃんにぴったりかなぁ・・・なんて思ってさ。」

B子(カネヒラ )「ステキ!私・・・なんだか・・・産卵管が変な感じ・・・」

石太郎(イシガイ)「ったくよぉ。いちゃいちゃするんなら人の目のつかねーところでやってくれよな。こちとらそうそう動けねーんだからよぉ。」

B子(カネヒラ )「A助さん、私もうここで産んじゃう!えぇぇい!!」

石太郎(イシガイ)「えっ!?お、おい、メス!今何した?ごほっ、な・・・なんかちょっと苦しいぞ?こ、こら!なんかエラに入れたな?ぬ・・・卵か?」

A助(カネヒラ)「ふぅぅ・・・」

石太郎(イシガイ)「お、おい今度はオスか?こら!オイラの上でなにをそんな恍惚な表情を・・・って、まさか・・・うぁぁぁ!」

いかがだったでしょうか。

こんな事情があるからかどうかはわかりませんが、貝はたまにメスの産卵後に閉じてしまうことがあります。せっかくの放精チャンスを失ったオスも痛いでしょうが、貴重な卵を一つ無駄にしたメスも結構なダメージだと思われます・・・

では、また次回気の向いたときにでも・・・