2013年1月22日火曜日

禁煙一ヶ月・・・変化の記録


禁煙してそろそろ1ヶ月になる。
いまではあまり禁じている感じがしないので、うまくいっているといってよいのではなかろうか。とりあえず、いままでしてきた禁煙の中では最長記録だ。

禁煙すると体に結構な変化があって、自分を使った人体実験みたいでちょっと面白い。人生においてそうたくさんある出来事でもないので、とりあえず、現時点での覚書としてブログにでも残しておこうと思う。

第一に、睡眠時の熟睡度が変わったようだ。目覚めがとてもよくなったし、睡眠時間が短くても疲れは十分に取れているように思う。そして、長年悩まされていた寝不足っぽい頭痛が一切なくなった。
第二に、味覚、嗅覚が明らかに鋭敏になった。味覚に関しては基本飯は薄味で十分。ラーメンなどを食うとちょっとしょっぱすぎるようように感じる。なにしろ素材の味が良く分かるようになった。においについてはいろいろと敏感になったのだが、一番気になるのは皮肉なことにタバコのにおいだ。喫煙所の付近などを通りがかったとき行って吸ってみたくなる時もあるし、煙くて妙に気になるときもある。また、喫煙者などが電車で隣に座るとすぐ分かる。なんというか、良くも悪くも無視することができないにおいらしい。ちょっと前までは自分がそのにおいを全開に出していたというのにゲンキンなものである。
第三に、体中の血行がよくなった。特に体の末端部はこの変化が適面で、爪の色などは以前は白っぽかったのが、今では桃色だ。冬場の潜水でつらかった足や指先の冷え性も完全に治った。また、抜け毛も減った気がするが、こちらは単なる願望かもしれない。

このように、禁煙では体に対して総じて良い効果が見られてはいるのだが、困ったこともないでもない。なんだかわからないが、禁煙してから血圧の値が跳ね上がったのだ。禁煙前の血圧は一般平均よりもだいぶ低かったのだが、禁煙後は上が160で下が100みたいなとんでもない数字が出だした。今はだいぶ落ち着いてきたとはいえ、高めであることにはかわりがない。別に目に見えた実害があるわけでもないのだが、脳溢血にでもなったら恐ろしいので、塩分は控え目にしている。
それともう一点、体の話ではないのだが、仕事面では区切りが悪くなった。喫煙時は良くも悪くも「ここまでやってから一本吸おう!」という勢いでやっていたので、区切りが明確だった。ま、タバコのために働いていたようなところはあったのだが、これはこれで強制的にでも仕事が進んでいた。禁煙後はというと、区切りがなくえんえんとやっているので、どこまでどう進んだか不明確で、一日終わったときの作業量は禁煙前より少ない気がする。このあたり、心がけ次第な部分でもあると思うので今後は改善していきたいところだ。

最後に、プラスなのかマイナスなのか良く分からない事もある。それはお金の話だ。喫煙時はほぼ1日1箱、つまり1日410円がかかっていたのでこれが1ヶ月になると、1万円以上がタバコだけでかかっていたことになる。我が家では一ヶ月あたりのお小遣い制が採用されているので、これは結構な出費である。禁煙の結果、タバコで使用していた分のお金がすべて浮くことになった・・・のかと思いきやそれがそうでもない。事あるごとに家族から「お父さんは禁煙したからお金あるもんね」と言われ、子供と映画を見に行く(もちろん子供の)など、明らかに喫煙前は家計から出ていた出費に対して負担をせざるを得なくなったのだ。このあたり、少しでも文句を言えば小遣いそのものがカットされそうなので、黙っているのが賢明と見た。
徐々に打開策を見出したい。