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2016年10月7日金曜日

利根川下流域のすずめ焼き


20年ほど前だろうか、千葉県の利根川下流域には、小鮒を開いて串焼きにする「すずめ焼き」なる食べ物があることをこの本で知った。
以降、このエリアで調査をすることもしばしばあり、その都度探してはいたのだが、出会うことはできなかった。

ところが、本日、内業で煮詰まっているところに、現場から帰ってきた同僚が買ってきてくれた。なんと嬉しいことでしょう。感謝です。

このサイズのフナをひとつひとつ開くのは結構な手間だと思う。おそらくはタレにつけて焼いているのだと思うが、丸ごと焼くよりカリッと感が強く、煎餅のようで美味だった。開いているからこそ出る食感だろう。いくらでもいける感じだ。

こういう地域資源を生かした郷土料理は地域の環境と人とのつながりのバロメーターだと思う。最近、環境問題を考える切り口の一つとして生態系サービスという概念が提唱されているが、食ほど生態系サービスを実感できるものはなかろう。地球環境への危機感や、追いやられる野生生物への哀れみから考える環境保全を否定する気はないけれど、環境とのダイレクトなつながりから環境を考えるほうが個人的にはしっくりくる。
この料理もいつまでも残っていてほしいものだ。そして、今度は自力で出会いたい。

 

2015年11月19日木曜日

お土産と晩御飯

お土産として川魚料理を購入したは良いものの、いざ家に帰れば食べるのは私一人、ということが往々にしてある。
今回もそんな展開だ。

そんなわけで、今日の夕飯はおととい岐阜で購入したアユの味噌煮と、フナ味噌(姿)。



アユの味噌煮はレンジであっためて食べると、もうたまりません。ご飯がいくらでも食べられそうだ。
一方のフナ味噌、こちらはイメージしていたよりもずいぶん甘い味。甘い煮豆とフナが合わせてある感じだった。こういうものなのだからといってしまえばそうなのだろうけれど、いっそ甘みはなくても、うまかったんではなかろうかとも思う。

2015年11月17日火曜日

えっ!こんなに?

おじさん「かぁちゃん、アユのやつ、いくらだっけ?」
おばちゃん「値段?いいわ、いいわ」
おじさん「じゃあ……1500円!」

このほかに、おばちゃんはフナ味噌(姿)一パックと、おちょぼ稲荷で買ってきたという草大福二つをたしてくれました。
これ、アユだけでも1000円くらいしそうなんですけど…

とってもお得なお買い物でありました。
フナ味噌は初めてで、とても楽しみなのですが、食べきれるかなぁ。
写真、上段(右:フナ味噌(姿)、左:フナ味噌(くずし))、下段(右:アユの味噌煮、左:ウナギの昆布巻き)

@岐阜市養老町

2015年9月1日火曜日

モロコ寿司(1)

埼玉から三重まではるばる仕事に出かけて行ったのだが、増水等の影響により調査はよもやの中止。交通費がかさんで会社の経費的には大打撃だ。だからといって、そのまま帰るのもあんまりだ。何処か面白い立ち寄り地がないかと思案した。その中で、少し前に木曽川下流下流左岸の愛知県津島市出身の方から郷土料理、モロコ寿司とフナ味噌なる物について話を聞いたことを思い出す。調べてみると、なるほどここなら帰り道、しかも名鉄津島駅の駅前通りにいくつか川魚店がある。行ってみる価値ありと向かうことにした。

駅前の駐車場に車を停め、歩くこと3分でモロコののぼりが目に入る。

おお、店頭には、はえ(フナの幼魚)煮ともろこ(タモロコ)煮がおいてあるではないか。この地域ではフナの稚魚のことを「はえ」というのね。これは初めて知ったなぁ~。

ナもモロコも水田周辺や後背湿地の沼などに生息する魚。
名古屋から10km程度のこの地域、今は市街地が多いけれど、かつてはどのような場所であったかしのばれたのでありました。