2012年6月10日日曜日

タモ網デビュー

先週の話だが、息子がうちから徒歩2~3分ほどの距離にある田んぼ周りでタモ網デビューした。


網がでっかい!

お姉ちゃんと近所のお兄ちゃんと一緒にひとしきりがさがさとやり、息子もなんとかアメリカザリガニをゲット。

このほかにも、ドジョウ、メダカ、モツゴを捕獲。


自分では魚はとれなかったけど、バケツに入ったメダカを捕まえてご満悦でした。

最初は泥の中でこけて、「泥だらけになっちゃった~」と、後にかみさんに怒られることを予測したような発言をしていたが、その後開き直り泥んこになって遊び回っていた。

しかし、かみさんに怒られる結果だけは変わらず。なお、私も当然怒られた。


うちのまわりはメダカがいるだけあって、そこそこ水田周辺の生き物にとって良い環境が残っている。
自然環境に関する仕事に携わって10年以上になるが、恥ずかしながら未だに「保全ってなんのためにするの?」と聞かれて返答に困る。一般論ではいろんな理由があるけれども、その中には胸を張ってそのためだ!と答えられるものがない。
そんな中で私がひねり出した回答の一つは、「人間社会のスピードとは別に、ゆっくり時間が流れる場所があってほしいから」というものだ。人間社会の作り出した物の多くは短時間で新しい物に取って代わられる。子供たちが大きくなったとき、自分の今持っている物や知識の多くは使い物にならないだろう。そんな中で、自然環境だけは大きな変化をせず、そこにあって、世代を超えた共通の話題であって欲しいなぁと思うのである。
要するに、自分がじいさんになったとき、孫に「メダカがどこで捕れるのか教えてぇ~」とねだられた時、「フム、公民館の裏の水路をのぞいてみなさい」と答え、その後「じいちゃん捕れたよ!やっぱじいちゃんすごいなぁ~」と尊敬されたいのである。
これって答えになってるのかなぁ。