2013年4月24日水曜日

これまでに採ったジュズカケハゼを再確認してみた



今年2月に刊行された、日本産魚類検索第三版では、第二版では1種で
あったジュズカケハゼが、ジュズカケハゼ(Gymnogobius castaneus)、コシ
ノハゼ(Gymnogobius nakamurae)、ムサシノジュズカケハゼ(Gymnogobius
 sp.1)、ホクリクジュズカケハゼ(Gymnogobius sp.2)の4種に分けられている。

自分の採集記録を思い返してみると、おそらく、ジュズカケハゼ、ムサシノ
ジュズカケハゼについては、過去に採集したことがあると言えそうだ。
一方、コシノハゼ、ホクリクジュズカケハゼについてはなんともいえない。
このうち、コシノハゼは秋田、山形、新潟の河川の湧水池、ため池に分布
するらしいので、過去に秋田県のため池で採ったジュズカケの写真を見て
みることにしてみた。

これがその写真。


コシノハゼとジュズカケハゼは雌の第一背鰭の黒点の有無で分かれる
(ジュズカケハゼ有、コシノハゼ無)らしい。
写真を確認すると・・・第一背鰭にしっかりと黒い斑紋が。

残念。コシノハゼはまだ採ったことが無かった種のようだ。
しかし最近、採ったことがない種類がいても悔しさがあまりでてこない。
なんだろう、種の確認に対する情熱が減ったのか、それとも細分しされた
だけの種に関しては対して興味がわかないのか・・・

1 件のコメント:

  1. どうも、「ジュズカケハゼ種群:同胞種群とその現状~シリーズ・日本の希少魚類の現状と課題 魚類学雑誌 57(2): 173–176」あたりを読むと、コシノハゼも例外的に雌の第一背鰭に黒点が出るのがいるらしい。でも、分布が鳥海山周辺に限られるってことだが、取れた場所はちょっとこの範囲からずれる。やっぱりノーマルのジュズカケかな。

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