2015年3月4日水曜日

iPhoneによるTG-3の遠隔操作

昨日は少し早く上がったので、電気屋へWi-Fi接続のSDカードリーダーを探しに行った。
見当たらないので店員さんに聞くと、少々お待ち下さいとの事。しばし待って登場したのが、イヤホンジャックに接続する形のクレジットカードリーダー。Wi-FiでもSDカードリーダーでもない、なにやら金銭的リスクに満ちたアイテムが出てきた。
うーむ。
これは「買うな」というお告げなのだと判断して店を出た。
女性の店員だったのだが、せめてにこやかに笑ってくれれば「いや~、これじゃないんすよ~」とでもいえたのだが、「これ以外はウチにはないんですが何か?」みたいな反応だったので少しやるせなかった。
iPhoneないしはiPadの容量増加で結構必要になりそうな機材だと思っていたのだが、案外と需要は少ないのだろうか?

それにしても、先日からiphoneいじりが止まらない。
本日はiPhone経由でデジタルカメラ、オリンパスTG-3をいじってみた。
このカメラ、防水のコンデジとしては4万円弱と高価であるが、接写でピントが合う範囲が広くなる深度合成機能など、実用的な機能が満載であることから大人気。
表現力だと、ピントが合う範囲が狭い一眼デジカメのほうが好まれるのだが、接写で生き物をくっきりと写したい場合には圧倒的にコンデジが有利なのだ。
そんなこんなでこのカメラ、調査業界関係者や昆虫愛好家に大ヒット。
このジャンルでは事実上1強な感じになっている。
ちなみに、今回のカメラは人から借りたもの。自分でもほしいけれど経済的に手が出ない。

さて、このカメラの多々ある機能の一つに、iPhoneと無線で接続し、カメラ内の画像を読み込んだり、iPhoneをリモコンとしてつかって遠隔操作できたりする機能がある。
接続のしかたはごく簡単。
まずはiPhoneでApp Storeから、OI.Shareという無料アプリをダウンロードし、インストールする。そして、iPhone側の設定をWi-Fiオンに。
その後、TG-3を起動し、メニューからWi-Fiスタートを呼び出し、表示されたQRコードをiPhoneにダウンロードしたアプリで読み取ってやれば接続できる。
OI.Shareのメニュー画面。下のカメラマークをタップして接続。


 OI.Shareアプリのリモコンボタンをクリックすると、iPhone上にカメラが映し出す映像とカメラの撮影メニューが表示される。
この状態で、リモコンとしてカメラを操ることができ、ズーム、撮影モードの設定、フォーカスをするポイントの選択、露出の設定、絞り値の設定が可能。
唯一ストロボ及びリングフラッシュの使い方だけがよくわからない。つなげる前からオンにしておかないとだめなのかな?
いずれにせよ、手持ちの携帯がすぐにリモコンになるので、室内での標本撮影など手ぶれしやすい状況ではすごく助かる。

アユの標本を撮ってみた。三脚くらい使えよ・・・って話ですが。背面液晶にはQRコードがうつっているが、しばらくすると消える。
カメラリモコン側の状況。右上の顕微鏡マークが撮影モードの設定箇所。画像左の矢印をタップするとズームバーがでてくる。
      
ちなみに、どれぐらいの遠距離から操作できるのか少し離れて実験してみた。
結果、良好に反応したのは、大体10メートルといったところか。10メートルあれば魚の撮影にも充分使えそうだ。

問題はバッテリーかな?でも、Wi-Fi接続時は背面液晶がオフになるから、その分電池も持つのかもしれない(未確認)。
いずれにせよ、産卵床に設置しておいていざという時にシャッターを切るなんてことも可能か・・・などと、妄想膨らむ機能である。
欲しいなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿