この魚、川で産まれて、その後海に下り、産卵期に再び遡上するという鮭のようなライフスタイルをとります。
最近では関東の川でも結構あがるようになって、桜の咲く頃に遡上する魚としてちょっとした風物詩になっているみたいで、この場所も結構人がいましたねぇ。
魚の産卵という地味な出来事が、一般の人々にも認知され、楽しまれていると言うことは個人的にちょっと嬉しいです。
産卵の舞台はとある川の中流部、2~5センチ程度の礫河床の早瀬で、この日は背びれをたてて複数個体が群れて時折激しい水音を立てていました。
上から見ているときはひれと水しぶきくらいしか見えないのですが、連写すると顔も写るし、PLフィルターを使えば水の中もある程度写ってくれる。写真の楽しみって人それぞれいろいろあると思うけど、「実際に起こっているけど肉眼ではとらえきれない世界を写し込める」ということはかなり大きな醍醐味の一つなんではないかと思う。
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