2015年4月1日水曜日

野生魚のリアルタイムモニタリングシステム

素人によるハイビジョン動画のリアルタイム中継なんて夢のような世界だと思っていたが、世の中の進歩はものすごい。私程度の知識でも簡単にシステムが設計できてしまう。
既にほとんどの必要機材は勢いに任せて揃えてしまった。
あとは契約したWi-Fiルータさえ来れば、タナゴ生息地に設置した三台のカメラから、水中ハイビジョン動画が配信されるシステムの完成である。

もうわざわざお金と労力を費やして現地に通う必要はなく、自宅あるいは会社等のPCのブラウザで、タナゴの産卵状況が常時モニタリングできるし、産卵行動のデータも存分に得られる。

ちなみに静止画用のカメラと、各種ロガー付きセンサーも設置する。
これで、静止画のリモート撮影できるし、水温、水深、照度のデータもログが飛んでくることになる。これは過去に比類なきデータが収集できるぞ!

〜本日は4月1日〜
普段の魚の観察では、いろんなことを考えなければならない。
魚をどう観察するかはもちろん、現地に行く交通手段、撮影機材、日程、天候、水位、水中の装備、等々。これら諸々を考えるのも嫌いじゃないのだけれど、相手が自然なだけに現地に行っても結果が出ないことが多いのが頭が痛い。
もちろん、だからこそ大当たりもあるわけだが、目標はあくまで「野生の魚の自然な行動を観察する」こと。
結果を真っ直ぐに追求していくと、データ量が多く、当たり外れのリスクがなく、かつ魚にプレッシャーを与えない、リアルタイム中継撮影システムが最高だという結論に行き着く。
自分が川に出向くのは結果が出そうで、かつ気の向いた時、あるいはメンテナンス時だけでよい。
魚にとってもきっとそのほうがいいに違いない。

リアルタイム中継、「私でも設計できそう」という部分はわりと本気でそう思っている。
あとはお金の問題。そこまで法外な金額でもないのだが、個人ではなかなか…でも、近年の動画に対する需要の高さから、そのうち色んなものが手の届く価格に落ちてくるような気もする。

0 件のコメント:

コメントを投稿