2016年10月10日月曜日

ドジョウのナレズシ

岩波新書の「寿司の歴史を訪ねる」で存在は知っていたが、まさか実際に食せるとは思っていなかった。滋賀県栗東市の三輪神社の神饌として作られる「ドジョウのナレズシ」。

お師匠からおすそ分けを送っていただいたのがインドから帰って2日目のこと。
5mmほど切って食べてみると、カレーボケが吹き飛んだ。
この手の味の深みはあちらにはない。

茶漬けにして尚良し。
全体的な旨味は鮒鮨に似るが、匂いは鮒鮨ど強くない。
なれずしに蓼がまぶしてあるというのはほかに見たことがない。
この蓼が、発酵した魚に独特の爽やかさを加えており、一般にはこちらの方が受けるんじゃないだろうかと思った。
とにかく、美味しゅうございました。

蓼がまぶしてあり、ぱっと見どこにドジョウがどのような姿をしているのかは不明である…
5㎜程の切り身。少量だが、これで茶漬けとしては十分な味がある。それほど味は濃い。

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