2016年10月9日日曜日

ムンバイ湾のマッドスキッパー 3

ムンバイ湾の干潟で先述のムツゴロウ属の2を眺めること2日、水たまりの中になんだか小さな個体がいるのに気づく。  
2種どちらかの幼魚か?
とも思ったが、それにしてはなんだか背鰭が長い。存在に気づいて注視するも、双眼鏡で見ても距離が遠く、そのうち潮が満ちてきて結局何者かはうやむやで帰った。 

数日後、今度は別のポイントの水たまりで同じような背鰭の長いハゼを見かける。距離的に近い場所で見られたこともあり、今度は体もちゃんと見えた。 
これって…トカゲハゼ(Scartelaos histophorus)じゃないか! 

トカゲハゼは日本国内にもいるが、沖縄本島の大浦湾、中城湾のみに分布する絶滅危惧ⅠAにランクされている種。当然見たことはなかった。 
まさかここで?という感じだった。 

体はムツゴロウ属に比べて細長い。背鰭が細長く、濡れるとアンテナのように見えた。2種のムツゴロウ属と同様に干潟にいるが、主に干潟が干出しても残る水たまりの中におり、泥面に出ている時間は短かった。気づくとあちこちの水たまりにおり、ムンバイ湾での生息数はそれなりに多いと思う。

トカゲハゼ(Scartelaos histophorus)
 デジスコなんで画は甘いっす…

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