2013年4月17日水曜日

防水コンパクトデジカメに防水プロテクターは必要か?


その昔、といってもほんの10年ほど前までの話だが、川で水辺の生物
の調査をしながら写真を撮ることは、かなり気を使う行為だった。
防水のカメラなどないので、機材をぬらさぬよう細心の注意が必要だっ
たのだ。
その後、時代は進み、今ではデジカメ各社から防水のコンパクトデジカ
メが発売されている。
便利な時代になったものだ。

さて、仕事柄、私はこうしたカメラを使う機会が多い。ただし、かつての
苦労を知る身としては、この手のカメラが出だした頃は、「防水性能を
どこまで信頼していいのだろうか?専用の防水プロテクターが出てい
るならつけたほうが良いのでは?」、と悩んだものだ。

ただ、当時も今も金銭的事情が苦しいという点では状況が変わらず、
本体と同程度の価格を出して、プロテクターを買うという選択肢はえら
ばれなかった。
結果、「そもそも防水とうたっているのにその防水プロテクターが出る
とはどういうことだ!」と半ば逆切れしながら、むき出しで使うことにし
ていた。

しかし、これまで使ってきた数台の防水カメラ(OL社製、PA社製、PE
社製、SO社製)はいずれも、私の主戦場である「水深1mより浅い淡水
の流水域」に限って言えば、潜ろうが、錘をつけて1時間沈めようが一
度も水没はしなかった。
防水の名に偽りなしというところか。
蓋にちょっとしたパッキンが付いているだけなのにたいしたものである。

しかるに、これらの機種について言えば、「防水プロテクター」は、ダイ
ビングで数メートル以上潜るような場合に限って必要であり、水際の
ぬれた手で扱うとか、川の浅いところで水中撮影するという程度の用
途の場合、「防水プロテクター」はなくても十分に役を果たせるといえ
よう。

まぁ、あくまで自己責任の部分ですが、参考まで()


注:「防水」という点に限る。実は、物理衝撃に関しては貧弱と思われる
商品もあり、これを改善するためにつけるというのはありだと思う。


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