2013年4月16日火曜日

動画かスチルか、はたまた両方か。。。


どうしよう。物欲が止まらない。

事の発端は先日、マルタの産卵撮影で動画か写真か迷ったあげく、
写真を選択し、結果がいまいちだったことにある。

そもそも、私の場合、撮影には芸術性よりも、「データとして利用可能
な記録性」こそ第一だと思っている。そうであるならば、場面の一シー
ンしか切り取れない写真よりも、一連の行動をおさめられるビデオを
使うべきであろう。

しかし、実際にはそうもわりきれず、産卵の瞬間を「バッチシ切り取
ってやろう!」という欲が出てしまうのだ。あげく、迷った末にスチル
を選択することが往々にしてある。

そんな矛盾が故に、今、私の心の中では以下のような葛藤が吹き
荒れている。

私A:「そろそろ動画も撮れる一眼、買った方がいいんじゃないか?
なんだかんだ言ったってそれしか解決方法はあるまい?」

私B:「し、しかし先立つものが・・・」

私A:「カードがあるじゃないか、カードが。リボればいいんだよぅ。」

私B:「そ、それもそうかな。で、でも、そうするとE-3の出番が・・・
こいつは当時10万以上もしたフラッグシップ機(最上位機種)で・・・」

私A:「よくわかんないことを考えるなぁ。
デジタルの世界じゃ5年も6年も前のフラッグシップなんざ、今時の最
下位機の足下にもおよばないことくらいわかってるだろ?
第一動画が撮れないじゃないか。
その時点で生物の行動を記録するには不十分だろ。
何を迷ってるんだ?
同じ自分ながらあんたが不思議だよ。」

私B:「うう・・・。その通りなんだけど・・・。フジヤカメラで1万円切
っているカメラが、愛機E-3よりも優れているなんて思いたくなくて・・・」

私A:「愚かな。世の中実力主義だぜ。TPP参加だぜ。聖域なんてないのだ
よ。」

私B:「ぐふぅ・・・」

こんな感じで今のところ私Aが押しているが、まだ勝敗は決していない。

私が今使っているカメラ規格である「フォーサーズ」ではボディが2年半
ほどでていない。このまま出さずにフェードアウトするのではないかという
噂もかなりの現実味を帯びてきている。
そうであるならば、現有のレンズを活かすためには、選択肢は今と同様に
オリンパスが扱っているマイクロフォーサーズしかない。
しかし、マイクロでフォーサーズレンズを使うと、生き物撮影で使うには
AFがあまりに遅く、不安定であるという問題点がある。

フォーサーズレンズをストレス無く使えるマイクロのボディを出してくれる
ならば、あえなく押し切られると思う。しかし、幸か不幸かオリンパスさん
は出してくれない。そのため、動画も撮れる一眼が欲しいとは思いながら
ずっと今の位置にいる次第だ。

現状として、保有しているフォーサーズレンズ、50-200mmSWD、14-54
mm、50mmマクロの3本のレンズには激しく思い入れがあるので、売る気
などさらさらない。
でも、今後の選択肢がない以上、あまりこの辺の思い入れにこだわりす
ぎるわけにもいかない。限界に達すれば、これらを売り払ってNIKONあ
たりへの乗り換えも本格的に考えねばなるまい。
遅かれ早かれ動画のとれるカメラは買わねばならない(?)し、悩んで
いるうちに今年の魚の繁殖期を逃すのはあまりに痛い。

たのむよぉオリンパスさん。150mmf2.0とか、7-14mmf4.0とか化け物みた
いなレンズを出していたあの頃を思い出してくれ!
そして素晴らしい瑞光レンズ群を無駄にしないでくれ!

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