2015年3月2日月曜日

外のお風呂の向こう側

週末に行った万座温泉でのお話。
内湯に入っていると、露天風呂から帰ってきた男の子がお父さんに報告していた。

「知ってる?外のお風呂の向こう側にもお風呂があるんだよ!さっきね、外の雪を登ったらね、みえた。」


少年よ。
その瞬間を大切にするのだぞ。
人生にはその時にしか出来ないことがある。同じことをおじさんがしたら、たとえどんなに無邪気に振舞っても「アウト」だ。
その記憶は大人になればきっと輝き出す。かけがえのない君だけの宝物になるはずだよ。

2015年2月28日土曜日

売れたのか!?

本日は夕方から家族と出掛ける予定があったので午後休。そのままさっさと家に帰るのも味気ないので、先日のBotia kubotaiに会いにホームセンターに行きました。

が…
いない、いなかったのです!
値札ラベルもない。
すべて売れたのか?

だとしたら誰が…
真っ先に浮かんだ購入者のイメージは、高層マンションの屋上に住む若手の株トレーダーだ。
きっと、日々パソコンで数字ばかり見ているので、癒しを求めて彼らを根こそぎ購入したにちがいない。
きっと、薄暗い照明の中、青紫の水槽灯をつけ、ワイングラスをくるくると回しながら、彼らの体を舐め回すように眺めているに違いない。
もしかして、もしかしたら、指先で弄んですらいるかもしれない。
ああぁ…

仕方ない、水族館ならいざ知らず、売り物だもの。 こんな日はくるよね。
傷心のままホームセンターを去り、家路についたのでした。

その後、帰りがけに栗橋の「くりの木」でラーメン食べたら精神力が少し回復。ゴマたっぷりのスープが美味かった。




2015年2月27日金曜日

ホームセンター内の生物多様性

ちょっと大きめのホームセンターに行くと、淡水魚が売っているペットショップが入っていることが多い。最近、会社の近くにも大きなホームセンターができ、ここにもやはりペットショップがあった。

いろいろと変わった魚が売っているらしいという話を聞いていたので、先日自分も行ってみた。で、いきなり見かけたのかこいつ。Botia kubotaiというらしい。

模様などはもちろん違うのだけれども動きはまさにアレ。
基本、野生生物は売るべきでも買うべきもでもないと思っているが、この時ばかりはやばかった。誰かに買われてしまうくらいなら、いっそ自分の手で全て…などと危険極まりない思考が頭をよぎる。まぁ手持ちのお金は1匹分にも足りなかったんですがね。

しかし、これ以外にもいろんなものが売っている。タナゴも5種ほどいたし、何より気になったのはこの貝。なんじゃこりゃ?

こんなに殻高の高い貝は見たことがない。値札はドブ貝と書いてあるけれども、日本の貝なのだろうか?

マニア向けの店なら分かるけれども、たまにこういうホームセンターで「だれがかうの?」という魚が売っている。仕入れる魚は店長が決めるのだろうか?
それとも、卸売業者が「店長ょ〜、いいのが入りましたぜ〜」的な営業に来るのだろうか。採集者から小売店までの流通が知りたい。
こちらは以前、某所のショッピングモールにて見かけたもの。




2015年2月25日水曜日

電車の中の夢の中

夢のような世界である。
写真のRAW現像が指先ひとつ。
まるで北斗の拳ではないですか!

二日前からやり始めたiphoneによるブログ充実計画は着々と進んでいる。本日は調子に乗ってクラウドサービスGoogle driveにアップしたRAWファイルをphotogeneで呼び出し、カメラロールにjpegで書き出した後、photoshop Expressで編集、そしてアプリ"まるしー"で署名、という手順で写真加工を試みてみました。
昨年撮ったサケの写真。カメラはNikon1 AW1。

全く問題がない。
これらの作業は指先ひとつで実行できている。まさに夢の世界である。
だって、今までは家族の目を憚りながら自宅の寒い二階にいって、パソコンが立ち上がるのを待ち、複数のウィンドウを立ち上げてやっていたことが、電車の中でできちゃうんだもの。

おまけに、この横文字のならんだ文章を書きながら、なんだか時代の先端にいるような気分にも浸れてしまう。
惜しむらくは、やはり画面が小さいため、画像全体のバランスが見にくい。今回はコントラストがきつすぎた感が…
まぁ、これはデバイスで解消すべき問題ですな。

ちなみに今日はAdobe premire clipという動画編集アプリも使ってみました。ウィンドウズパソコンだとフリーソフトウェアにはスパイウェアなどがついてこないか心配だったけれども、iPhoneの場合は信頼できるメーカーが無料もしくは非常に安価にアプリを提供してくれるのがいいですね。
使ってみると、オリンパスTG-2で撮った動画も普通に読めたし、黒画面からのフェードイン、フェードアウト、不要部分のカットなどはいともたやすく出来ました。本当にすごい世界だ。ノートパソコンの存在意義が日々失われていく。

2015年2月24日火曜日

昨日に引き続き

ブログ作成の効率化を目指してiphoneをいじってみる。
懸案の写真加工であるが、調べてみるとAdobe Photoshopのiphone版があるらしいとの情報を得たので、早速Adobe Photoshop expressなるアプリをインストール。
立ち上げてみると、なにやらサインインを要求されたのでAdobe IDを入れてみたのだが、Adobe Revelがどうのこうの…という画面から動かない。このAdobe Revelというのはクラウドサービスのひとつのようで、このアプリも入れてみたが結局動かない。仕方なく、アプリを一度消してもう一度立ち上げると、こんどは上手くいった。
ちなみに、Adobe Revelは30日まで無料で2Gのスペースが使えるようであるけれど、Photoshop Expressの起動に必須というわけではないらしい。だもんで立ち上げ成功後にすぐ削除してしまった。
立ち上げ画面はこんな感じ。

立ち上げ画面


Creative cloudにもRevelにもつなげる気は無いのでカメラロールからの読み込みで使用。読み込みはスムーズである。RAWも読めた。
その後の操作性であるが、これが素晴らしい。直感的にわかるし何より軽い。
編集画面。どれか一つの設定項目を選んで、上のバー上の白丸をスライドさせるだけ。

露出、色温度、コントラスト、シャープなど9項目が軽快に動かせる。また、トリミングもカンタン。英語表記しかないのだけれど、それさえ気にしなければとても無料アプリとは思えない。
当然ipad版もあるそうで、ますますipadが欲しくなってしまった。やばいなぁ〜。



2015年2月23日月曜日

うーむ

今日はとても暖かかった。
来年度が始まるのも、もうすぐだ…などと考えていたら、ついついあれもしたいこれもしたいなどと思い始めた。

さしあたって、現場での文字書きと写真編集の作業効率の改善に焦点をあてて考えてみる。
とかく現場が多い仕事柄、ブログを書いたり写真を現像してみたりという作業はどうしても出先でする事が多い。
こうした作業は普段ノートパソコン(hp2540p)でやっているのだが、これがどうもいけない。
表向きのスペックは悪くないはずなのだが、OS(Win7)が重いのかアプリが重いのか、おそらくどっちもなのだろうけれど動きがすこぶる悪い。あらゆるアプリケーションを軒並み削除してようやく文字がストレスなく打てるくらいの状態となっている。
オフィスとウィルスソフトくらいしか入っていいない我がマシン。これではネットブックでよいではないか。いや、ネットブックだともっともっとストレスがかかる悲惨な状況となっていたのか。。。

最近のPCって昔のPCに比べたら性能は格段によくなっているはずなのに、OSやソフトが重くなっているせいで、いらいら度は以前とさして変わらない気がする。で、もってOSもソフトもそれに見合うほどよくなっているようには思えないので納得がいかない。
いっそLinuxの高速機を目指すほうがよいのか?
Windows2000くらいの安定動作していた過去のOSを、今のPCに入れてみたらどれほど早く動くのかも気になるところだ。Microsoftが重いOSをつくればメーカーもハイスペックなパソコンが売れるだろうから互恵的な関係にあるんだろうけど、私的には複雑な機能よりストレスのない作業環境のほうが重要だと思う。ほとんどの人がそうだろうけれど。

さて話は戻って、出先での文字書きと写真編集に。
文字書きは、まぁまだ良いのだ。
最大の問題は写真編集である。RAWを少しいじったり、コピーライトスタンプを入れたりする作業だが、これがまぁ今のパソコンだと遅く、いらいらする。動いている時間より待っている時間のほうが5倍くらい長い。
先日など、ためしにAdobe Light room5.7を入れてみたら、起動すら3回に1回くらいしか立ち上がらない体たらくであった。起動でこれなので編集など夢物語である。
実際、文字は書きながらも写真が編集できないためにブログ投稿をあきらめた事も少なからずある。

こうした状況がなんとかならないのか、あれこれ考えながら手持ちのiphoneをいじくり回していたら、なんとiphoneにもRAW現像ソフトがあるじゃないですか。「Photogene」というアプリなのだが、使ってみるとこれが快適。ノートパソコンなどよりずっとさくさくと動く。
さすがにiphoneの画面は小さいので全体像が見えなかったりするので色調整などは難しいが、これが画面の大きなipadなら完璧に作業できる気がする。
さらに、 「まるしー」というアプリ、こちらをつかうといとも簡単に画像にコピーライトスタンプが入れられた。なんだか重いノートパソコンを持って歩くのが急速にあほらしくなってきた。
ipadが欲しくてたまらない。

iphoneで現像してみた。色調整は失敗したけれど、作業にストレスはなかった。



2015年1月29日木曜日

鷺知らず

「いつくるんだ?オイカワ食べなきゃならんだろ?」
お師匠から電話をいただいたのは2ヶ月ほど前だったろうか。京都にオイカワ料理を出してくれるお店があることは以前から聞いていた。こんな魅力的なお誘いはほかにない。
オイカワといえば雑魚中の雑魚(注1)。曲がりなりにもこのブログ、雑魚のたまり場を名乗っているのだ。食べないわけにはいかない。いやいや、そんな事情云々を抜きにしても食べたい。


しかし、正直なところ、最近はいろいろなものに嫌気がさしていた。
年度末が差し迫り、仕事は山積みであるし、ミスやら物忘れやらするものだから一向に山が低くなっていかない。自分の能力の低さにゲンナリする毎日。
さらに悪いことには、魚は全く動かぬ季節。外にも中にも息の抜きどころすらないときたものだ。
一月は京都へと出かけるときめていたのだが、このような状況。オイカワという最高の目標があるにもかかわらず、土日に出かけるのは若干の抵抗があった。

そんなこんなで後ろ髪をひかれながらやって来たのは四条河原町近くの小路地にある料理屋「喜幸」さん。
店に入るやいなや、カウンター脇にあるオイカワ(注2)が大量に泳ぐ水槽に目を奪われ、頭の中の嫌な“もやもや”は一瞬にして吹き飛んだ。水槽内のオイカワに、一尾のヤリタナゴが混じっていることにさらに沸いたが、少々騒ぎすぎたかも知れない。
店内の水槽

落ち着きを取り戻し、席で待つことしばし。まず登場したのがオイカワのから揚げ。
揚げられているのは直前まで水槽を泳いでいたオイカワだ。
第一印象は、「オイカワが立っている!」そのまんまで申し訳ないが、何とも食うのが惜しい盛り付けである。実際、様々な角度から写真を撮っているうちにちょっと冷めてしまった。食うのが惜しいなどと書いてしまったが、実際は熱いうちに食うべきである。
使われていたオイカワの大きさは体長で3cm~5cm程度の幼魚。3cmくらいの小さな個体はくせのない味で柔らかな食感、5cmくらいの大きな個体は少し川魚特有の苦味がある。私はこの苦みが好きだった。

ハエ(オイカワ)のから揚げ
 続いてあらわれたのがオイカワの白焼き。
これまた体長で3cm~5cm程度の幼魚を串にさして焼いてくれる。衣を通さない分、ダイレクトにオイカワの味がわかる。焼きの香ばしさも相まってこれまた美味い。
ハエ(オイカワ)の白焼き

さて、オイカワのフルコース、仕上げに登場したのはオイカワを煮た「鷺知らず」だ。こちら3cm前後の小さなオイカワのみが使われていた。
小魚煮などと言ってしまえば、甘露煮的なやや固いものを想像してしまうのだが、鷺知らずは違った。何ともやわらかく、煮汁が良く浸みてとても味わい深いのである。
この食感は、身が柔らかいオイカワの幼魚にしか出せない食感ではなかろうか。
食べ方など人それぞれであろうが、私は1尾をつまんで舌にのせ、上あごとはさんで軽く絞るようにしてしみ出す味を堪能し、その後歯でかみしめて食べるのが何とも美味であった。
鷺知らず

世間一般では、オイカワは美味しくないというのが定説のようだ。場所によっては、猫も食べない猫またぎだなんて不名誉な地方名もあるくらいである。けれど、今回食 したオイカワは、そんな風説を全く感じさせない代物であった。その一因は、使用しているオイカワの大きさにあるのだと思う。

世の中でオイカワがおいしくないといわれる評判を総合すると、どうもその原因は「クセ(臭み)がある」、「小骨が気になる」という二点に集約されそうだ。ところが、今回食べたオイカワ、特に3cm~4cmの小型の個体からはこれらの要素が一切感じられなかった。それどころか、クセも、小骨の食感も皆無であり、むしろこれこそが特徴であるとも言えるくらいであった。

女将さんのお話では、鷺知らずというのは鴨川で取れたオイカワの幼魚のみをさすらしい。と、いうか鴨川周辺以外ではこの小さな幼魚を料理するという慣習すらなさそうだ。
オイカワという魚、極めて一般的にいる魚で、普段の調査でもよく取れるのであるが、3cmくらいの小さな個体は、少しでも指で触ると鱗が軒並みはがれ、いともた やすく死んでしまう。身もヘナヘナで、はっきり言って川魚最弱クラスである。
そのため、生かして持ち帰るのはそれなりに手間がかかる。そうでなくても大きな個体はまずいことがわかっているのだ。ほかの地域で手間暇かけてこの小魚を何とかしてやろうなどという文化がないのはある意味当然なのかもしれない。
この魚をあえてひと手間かけて食おうと思った京都の文化には感心するばかりだ。それにしても、こんなに美味しいとは…

「鷺 知らず」の名前の由来は、「鷺の目に止まらないほど小さい」、「小さくて鷺が餌として認めない」、「小さくて鷺に襲われないために魚が鷺のことを知らない」、など諸説あるようだけれど、食してみた感想としては「この小さな魚がこれほどうまいことを、鷺だって知るまい」という意味なのではなかろうかと思った。
何はともあれ、初のオイカワ。本当に心から堪能させていただきました。当初かかえていた鬱っぽい気分は完全に吹き飛んだわけであります。料理屋さんはもちろん、お誘いいただいたお師匠にも、楽しい場を共有させていただいたNさん、Mさんにも本当に感謝であります。
また行きたいな。川魚はもちろん、今度は豆腐も食べてみたい。

お品書き
鷺知らず専用?投網 目合いがとんでもなく小さい。
注1)    オイカワは以前の学名がZacco platypus(今はOpsariichthys platypus)。このZaccoは日本語の雑魚に由来する。つまり、オイカワは雑魚中の雑魚というわけだ。

注2)    お店ではオイカワを「ハエ」と呼んでいる。ちなみに発音アクセントは”ハ”にある。鴨川近辺では、小さなオイカワを「ハエ」または「ハエジャコ」と呼び、成魚を「オイカワ」というそうだ。

<追伸>
クセのない魚を料理するとなると、味付けの重要度はとても高いと思われ、鷺知らずを自宅で再現というのはまぁ私の料理の腕から言って不可能でしょう。でも、から揚げなら同じとはいかなくても食べられるレベルまでいけるかも…そういや、今週、調査があるなぁ。
当然オイカワもいる。
いかん。何かとってもいけないことを考えている気がする。