産卵行動を観察するため、国道40号(旭川~稚内)を北へと向かいました。
この道は天塩川のすぐそばを通っていて、運転中はその迫力を目のあたりにすることになります。
雪解けのこの季節、怒涛の流れの天塩川はまさに圧巻。個人的に大好きな道です。
この国道40号、和寒あたりから北はFMラジオが入りません。
そんなわけで、かつて北海道で働いていた頃によく聞いていたAM局、HBCラジオをチョイス。
よく「テレフォン人生相談」を聞き、上司と無責任な意見を出し合いながら現場に行ったものです。
FM局はわりとどこも今風なのだけど、AM局はどれも昔懐かしい感じがするのはなぜなのだろう。流れる曲も演歌だったり、昭和の曲だったり。夕方になるとナイターが流れたり。
でも、そこがいいところ。
北海道で一人で運転していると、なつかしの曲が心にガツンときました。
吉田拓郎の「落陽」とか、一人で運転しているときには効きますわ~。
オイラにとっちゃ、サイコロが産卵観察なんだなぁ~なんて意味不明なことを思って、思わずじ~んときてしまった。
松田聖子の「赤いスイートピー」もたまらなかった。
自立した女性、元気な女性、が前面に出ている昨今には、なじまない曲かも知れぬのだが、自分にはとっても効いた。
効きすぎて、運転中、変な妄想もする始末だ。
~以下、妄想~
「ちょっと、たくさん荷物もってどこへ行くつもり?」
「えっ!?ど、どこでもいいだろ」
「また魚の産卵観察でしょ。いいわ、荷物、少しくらい持ってあげるわよ」
「な、なんだよぅ。重いから無理してこなくたっていいよ。」
「無理してなんかないわ。私も行きたいの。」
「なんだよぅ。しょうがないなぁ~」
~妄想、ここまで~
ありえない。そう、ありえませんよ。
ええ。そんなの知ってます。
第一、ついて来られたっていざ観察となったら自分の世界に行っちゃうし。
まぁ、逆の可能性としては、魚の繁殖どころじゃなくなるかもってこともあるだろうし。
さて、そんなしょうもない妄想をするうち、現場へと到着しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿