2014年4月10日木曜日

産卵行動体験記 ウグイ 1:瀬に上がる飛沫

"ウグイ類の産卵を見るために必要な行動は二つ、一つは春に雨後翌日の川に出かけること、そしてもう一つは川についたら瀬をじっと眺めること。
瀬に水しぶきが立っていたらしめたものだ。きっとそこにはウグイの仲間が産卵している。
しかし、遭遇するのに一番必要な要素は運だと思う。"

 

年度の変わり目は年間でもっとも仕事が落ち着く期間だ。
子供たちも春休みということもあって、家庭内の行事が盛んになる。
しかし、私にとっては、同時に魚達が産卵に動き出す頃でもあることが悩ましい。

先週末は、実家に帰省していたのですが、川の様子が気になってしょうがない。
そんなわけで帰省中にもかかわらず、日曜日、午前中に帰ることを家族と約束して、近所をながれる多摩川へと向かいました。
お目当ては、マルタの産卵です。

川について下流方向へ歩くこと数分。
2つ目の蛇行部にあったチャラ瀬で、水しぶきが上がるのを見つけました。
かなり激しく、間断なく上がっている。
これまで見てきたマルタの産卵では、こんな状況は遭遇したことがありませんでした。

しぶきが一度上がると、数個体が水面から顔を出す。
しばらくして、別の場所で同じことが起きる・・・というのが産卵時のマルタの一般的な行動です。

今日のはよほどに大きなピークなんだなぁ・・・。そう思っていました。

この瀬にはすでに数人の釣り人がはいっていて、後から来た私が中に入ってカメラを構えるのはちょっと難しい感じでした。
そのため、とりあえず遠目から数枚、瀬の状況を撮影して、別の場所を探すことにしました。 

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