2014年3月9日日曜日

書籍雑感-うなぎ検定

3月3日に発売されたばかりのウナギ本。
木曜日に購入しました。
非常に読みやすい本で、買ってすぐ入ったドトールで読み終えてしまいました。


読みやすいだけではなく、内容も濃いです。
自分の場合、鰻文化や養鰻に関する記述には知らないことがたくさんありました。
この読みやすさからいって、一般の人も相当数読むことが予想され、いつの日か、この手の類の本から得た知識を語られ、ぐうの音も出ない・・・そんな日が来そうで、曲がりなりにも魚を専門とするものとしては少々恐怖すら感じます。

唯一気になったのは帯と最後のほうの内容。
昨年ニホンウナギが、レッドリスト掲載種、つまり絶滅危惧種指定となったことを受けてだろうと思うが、保全啓発的な色合いが濃い部分がいくつか見られます。

別に悪いとはいわないのですが、内容が濃いだけに、最後に来て「結局そのための本かい!」と感じる部分があって個人的に少しうーむと思うところがあったのは事実です。
おそらく、この本を読む人は大半がある程度保全に関する意識もある人だと思うので、ここでいわれてもなぁ~と感じる人は結構いるんじゃないでしょうかね。

ぶつぶつと文句的なことを書いてしまいましたが、総じていい本で、ウナギに興味がある人にとっては、読む価値は十分すぎりほどアリだと思います。

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