2014年4月29日火曜日

産卵行動体験記 ウグイ 6:流れゆく卵

流れ出ていく放卵放精後のウグイ(Tribolodon hakonensis)の卵。


動画を見ていてもわかるのですが、産卵後の卵はかなりの量、下流へと流れ出てしまいます。
流れてしまった卵の行く末は、普通に考えると正常な発生にはつながりそうにもありません。きっとほかの魚の餌になってしまうでしょう。
ひょっとすると、卵食個体に食べられてしまう卵の量は、こうして流れてしまう卵の量に比べるとずいぶん少ないのかもしれません。
肉を切らせて骨を・・・ではないですが、多少の卵が食べられても、それで礫への産着率が上がるならむしろ卵食歓迎、ウグイはそんな戦略をとっている魚に思えます。

雌雄問わず発する赤色の婚姻色は、卵食個体をも含めた大産卵集団を作るためのものなのではないでしょうか?
また、同じく雌雄を問わず体の前半に出る追星は、産卵群に頭を突っ込んで卵食いをするための形質で、これによって自分を含めた集団の適応度が上昇するために発達してきた形質ではないでしょうか?

2014年4月28日月曜日

産卵行動体験記 ウグイ 5:放卵・放精と卵食個体の役割

ウグイの放卵放精はマルタと同じように、3~5個体程度の集団で行われていました。
しかし、放卵放精をしている集団のほかに、後ろに頭から突き刺さってくる個体がたくさんいました。こうした個体はマルタではあまり見られません。

最初に見た激しい水しぶきの正体は、水上にでた彼らの尾が生み出したしぶきだったのです。

頭を集団の中に突っ込んでいる様子から見て、彼らはおそらく卵食個体だと思われます。
放卵放精に参加する個体ならば頭より排泄口を集団に近づけるでしょう。


さて、卵食という放卵放精した集団にとっては迷惑に見えるこの行動。
逆説的なのですが、動画、写真を見ているうちに、どうも彼らの存在は産卵集団にとって必要な存在に思えてきました。


第一に、産卵集団は彼らを追い払うような行動を全くとりません。
卵食がとても迷惑な存在ならば産卵集団にも、もう少し何か対抗策が発達していてもよさそうです。


第二に、卵食個体が突入したときに河床の砂利が突き崩され、それが産卵群の卵が砂利に付着する上で重要な役目を果たしているように見えるのです。動画で見ると、「ジャッジャッ!」という砂利をあさる音がします。
マルタの場合、放卵放精時に産卵集団全個体が水面に顔を出して立ち上がるような行動をとり、この時に尾びれで川底をおこしているように見えます。
ウグイの場合は、マルタよりも体サイズが小さいため自力で川底を掘り起こす力が弱く、卵食個体の力を借りて礫の攪拌を行っているのではないかと思われます。

2014年4月27日日曜日

打ちのめされた好奇心

本日は連休恒例の畑仕事。
まぁ、大した大きさでもないのだが耕して種まきを決行。

今年はブロッコリー、エダマメに加えて、好奇心からオカヒジキなるものの種もまいてみた。
その旨をかみさんに告げたところ、以下の回答を得た。


料理法のわからん野菜をむやみに植えるな!
しかも種からだと?
誰が畑を見るんだよ!
農家じゃないんだから苗ものにしやがれ!コノヤロウ。


好奇心がかわいいなどともてはやされるのはせいぜい結婚前までのようだ。

2014年4月23日水曜日

その口はどうして?

モツゴ(Pseudorasbora parva)の群れ

おそらくまだ産卵期には入っていないのでしょう。
木製の護岸の隙間から大量の個体が出入りしていました。
モツゴの口は受け口だけど、ヒラを打ちながら河床の何かをつついていたりします。
どう見ても食べづらそうだなのだが。。。きっと何かしらに適応した形質なのでしょう。

さて、考えてみればモツゴって今まで水中写真をまともにとったことがありませんでした。
狙って撮りに行くこともないですし、通常生息している場所は濁っていてなかなか撮れない場合が多いので。。。
実はこの写真もモツゴを狙って撮ったのではなくて、水路を歩いていて気になる群れがあったから撮影してみたらモツゴだったというのが真実です。
まぁ、水も濁っているし、上からの撮影だしで、あまりいいカットとは言えませんが、一応記念すべき初モツゴ写真なのでした。

(2014.4.13撮影)

2014年4月20日日曜日

どうでもいい話 単位について

いや、本当にどうでもいい話なんですがね。
いつも流速の単位(cm/sec)表記の時に思うんです。
キーボードのcとxは意外と近いんだと。
実際、過去に報告書を見直しているときに致命的なのを見つけたことがあります。
何の単位だか不明になるので気を付けるべし。

2014年4月18日金曜日

淡水魚観察人の心構え 雨の日は嫌いですか?

ふっ、野暮なことを聞くんじゃねぇよ。

好きも嫌いもない。

ただ翌日が気になるだけさ。

2014年4月17日木曜日

ストロボ・・・

通っているタナゴの生息地は山際だし、水も濁っている。
そんな感じで水中は暗いので、あたり前だけれどストロボをたいたほうがきっちり写る。

が、どうもストロボをあてるとタナゴがぴょんと跳ねるような動きをして、離れて行っちゃうんだよなぁ。。。
きれいに撮りたいのはやまやまだけれど、産卵の時は大事な瞬間を逃す可能性が大なので、やっぱり感度頼みで撮る感じになってしまう。連射も効くし。

 
それでも、もう一灯ほしいと思ってしまう物欲の怪。

(2014/4/16撮影 E-PL5+M.ZD9-18mm(9mm)+INON S2000一灯)