2013年9月22日日曜日

物欲の9月

関東に住む私にとって、9月というのは実に中途半端な時期だ。
サケマスの産卵には微妙に早いし、カネヒラの産卵を撮りに行くにも近くにはいない。
もちろん、サケマスを観察しに北海道に行ったり、カネヒラを観察しに関西まで行けるのならば何の問題もないが、金銭的にも時間的にもそんなに余裕はない。

同様に、9月は仕事的にも微妙な時期だ。
調査の仕事は大体にして、仕様が春季、夏季、秋季という具合に季節ごとになっている。
夏とも秋ともピタッと言い切れない9月は、あまり調査もないのだ。
そのかわり、春や夏にとったデータをまとめなければならず、仕事の多くがオフィスワークということになる。
そう、9月とは実にストレスがたまる月なのだ。

仕事でためたストレスは、来るべきサケマス、そしてカネヒラの観察に向けた妄想、とりわけ、「あれがあればあんなシーンが撮れるかも・・・」といった物欲主体の妄想へとつながる。
新製品が出たり、シビアな条件に遭遇した時を妄想したりすると、もうだめだ。
物欲がとまらない。

私の水中撮影のシステムは、オリンパス製のカメラと純正ハウジングを主体としている。
近頃、オリンパスが新しい製品を発表したことを受けて、旧製品の値下がりが著しい。
そんな事情もあってか、世の中にお買い得と思える商品がごろごろしているように見えてくるのだ。

ということで、ちょっと前に購入したE-PL1とハウジングPT-EP01をはじめ、様々なものをオークションで売り払い、システムの大幅変更に向けた資金を捻出中。

秋の夜長には妄想と物欲がよく似合う。

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