2019年9月21日土曜日

顔の差


ブログ更新は怠慢そのものなのだが、書きかけの記事は案外たくさんあったりする。見直してみると、大概は途中でやめただけあって、どうでもいい記事なのだが、これはちょっと「おおっ?」と思った。
それはウグイ属の顔の記事。
日本産ウグイ属は5種。どれも体は似てるのに、顔の形が違うのが面白い。中でも極端なのはウケクチウグイとエゾウグイ。ウケクチは名の通り下顎が出た受け口。エゾウグイは吻端が突き出た形。残りの3種(ウグイ、ジュウサンウグイ、マルタ)はどちらかというとエゾウグイ寄りというくらいの形だ。
エゾウグイは産卵の時にメスが頭から川底に突入するようなので、この吻端はそのためだろう。ウグイ、マルタは見る限り川底には突っ込まない印象。ただし、四万十川ではウグイの吻端がずいぶんとがるみたいなので、場所によって産卵行動は違うのかもしれない。
さて、ウケクチはどうだろうか。いつか見られるかな…

ウケクチウグイ(Tribolodon nakamurai)

エゾウグイ(Tribolodon ezoe)


エゾウグイの産卵

ウグイの産卵

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