2014年10月31日金曜日

定着しとるんですなぁ

調査を手伝ってもらっていた四万十川の川漁師達と一席ということで群馬某所の川魚料理屋さんへ。そこにあった水槽を覗くと・・・
なんとまぁ、コウライギギ。
裏の川で採れたらしいけれど、結構いるのかなぁ。

このあたりの川、多くは泥底河川でギギもギバチもいない。
在来のギギ科とはきっと産卵環境が違うんだろうなぁ。
しかし、こやつにかんしては産卵を追うほどの情熱がイマイチわかない。
だったらまずギバチを追うよね。

2014年10月10日金曜日

~変態期~

自己紹介ではない。


掲載したのはヤツメウナギと呼ばれる生き物の写真です。
上はカワヤツメ、下はスナヤツメという別の種類。
この生物、幼生期と成体期があって、幼生期には目がありません。
で、この時季はちょうど目が出てくる時期、つまり幼生が成体に変わる時期、そう変態期なのでありました。
二種の暮らしぶりはだいぶ違っていて、カワヤツメは変態したら海に行って魚に寄生して生活しますが、スナヤツメは変態後は餌をとらず、砂泥中で過ごし翌春の産卵を迎えるそうです。
どちらも本州と北海道に生息し、本州ではカワヤツメは川の中~下流に、スナヤツメは上流域や小さな沢、湧水の小川などにいて、微妙に住み場所が違います。一方、北海道ではスナヤツメが川のほぼ全域にいるので、カワヤツメとスナヤツメが同所的に見られます。
そうえば成体二つのコラボなんて普段あんまりみないな~、と思い一枚撮らせて頂いた次第です。

なお、秋が別の意味で変態期であることを否定はしません。

2014年10月8日水曜日

空路で

北海道へ。
台風が去った後だからか、地上への見通しがとてもすっきり。飛行機からだと川の流程変化が良くわかる。行ったことのある場所や、行ってみたい場所をあれこれ想像するのが楽しい。

しかし、失態を2つほど。
ひとつは手荷物検査場で。
良いめのピンセットを失った。迂闊にもペンケースに入れており、先が尖っているとの理由であえなく没収。結果、先の鈍い駄物のみ残る。
サラバ…
二つめは、空港売店で。
台風のせいか、咳が出ていたので、マスクを買おうと売店へ。一種類しかなかったので、あるものを持って行くと、レジでピッと出た値段が驚愕。
なんと五枚入りなのに720円!おかげで最後の千円札を失ってしまった。なんということだ。
空港売店という選択肢がない状況、マスク業者(KOWA)と売店が『ここなら高いマスクも飛ぶように売れますなぁ〜。あ、そうそう。値札は小さめにね…』などという悪辣極まりない打合せをしたであろうことが目に浮かぶ。レジのおばさんには罪はないが、飄々と請求する姿が少し憎かった。
まぁ、気を取り直してお仕事に行きますかね。頑張りますよ、いろいろと。

2014年9月28日日曜日

~縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない~




中島みゆきの「糸」のフレーズなんですが、先ほどテレビを見ていたら外人歌手クリス・ハートが歌っていました。本家はもちろん、このバージョンも響きますわ~
CD買っちゃおうかしら。

魚同士の出会いは彼らにとって当然重要な事でしょうが、それが人間も感動させているとは思いもよらないでしょうな(思う必要もないですが)。
同じように、我々の生活も知らぬうちに人に感動を与えているのかもしれません。

さーて、秋の宴、張り切って迎え撃ちましょうかね。

2014年9月26日金曜日

普通が難しい

本日は仕事が早めに終わったので、少し現地で潜ってみた。
お目当てはアカザ。


この魚、なかなかに手ごわい
普通に泳いでいるわけではなく、石の間に潜んでいるので、石をめくらないと見つからない。
しかし、見つけてもすぐ逃げ去るか、近くの礫間に隠れてしまう。
私的には普通に生活している様子が撮りたいのだけど、石の間にいる様子が普通だとすればまぁちょっと撮りようがないかなという感じ。
餌の食べ方とか興味あるんだけどなぁ~。

写真は大きな石をどかしたら、その裏の石に複数個体が詰まっていた状況。
今日のところはこれにて満足とする。

なお、この魚、国レッド掲載種だけれど。
関東では増えている気がする。

2014年8月30日土曜日

まだまだ知られてないことなんてたくさんあるのだ。

先日、海洋作業の仕事をしているかつての会社の先輩から連絡を受けました。

「利根川河口で川底の浚渫中、変な魚がとれたよ」


LINEで送られてきた画像を見ると、その正体はチワラスボ。

この魚、最新の図鑑によると、分布域は神奈川県相模川よりも南とされています。
利根川は相模川よりもずっと北、つまりこの確認は、分布域の北限更新を意味するといえそうです。

チワラスボは通常、河口部の深い泥の中に生息しているため、つかまえるのは容易ではありません。
ましてや、利根川の河口なんて、尋常じゃなく広大だし、深いし、濁っているし、とてもじゃないが人が立ち入って泥の中に網を入れるなんてことはできない。
動かないものなら泥を採る道具で船からとれるかもしれないが、相手は自由に逃げ回る魚。つまり、普通の生物屋の調査で見つけるのはかなり厳しいのです。

今回は浚渫で大規模に川底をさらって、さらにそれを興味のある人が見ていたからこそからこそ見つかったのでしょう。それだけに、こういう記録は貴重だと思うし、まだまだ探れていない未知の場所はたくさんあるんだなぁと改めて実感しました。

注:写真は静岡県産。10年前にはじめて採った個体。

2014年8月25日月曜日

大河川は…

とかくつかみどころがない。
本日は久々に家族と家で過ごす日曜日。娘の夏休みの宿題で利根川に関するポスターを書くというのがあるので、取材のために利根大堰下流へ行きました。

取材のネタにとチョイと家族でガサガサとして見ましたが、まぁつかみどころがない。一面の砂礫河原で子供でもとれるのはオイカワの稚魚くらい。
こちらは、なんとかオイカワ、ニゴイ、フナ、ヨシノボリ(クロダハゼ?)をとって、親父の面目を保てました。

しかし、やっぱり川遊びするにはデカすぎますな利根川は。
川遊びだけじゃなく、調査にもいえることですが。

以上、@愛知でした。